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【カナダ最大の都市】トロントってどんな街?5つの特徴と魅力を紹介

オンタリオ州の州都

トロントは、カナダ東部に位置するオンタリオ州の州都です。人口は、270万人以上で、トロントはカナダ最大の都市(北米では、ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴに続く4番目の大都市)です。

「トロント」という地名の由来とされる、先住民のヒューロン族の「トランテン(人が集まる/出会いの場所)」という言葉の通り、世界中から、様々な国籍や言語、そして、文化を持つ、多くの人が集まる出会いの多い街です(言語学的には、本来、ヒューロン族ではなく、モホーク族の言葉で「水の中に木が立っている場所」を意味する「tkaronto」に由来するという説もあります)。

ダウンタウンは、近代的な高層ビルや歴史的な建物が立ち並び、ニューヨークや東京に似た、モダンな雰囲気でとても活気のある街です。

ダウンタウン中心(ヤングストリートなど)は、徒歩でも散策できる規模ですが、バス、地下鉄、ストリートカーなどを利用すれば、効率よく観光名所をまわることができます。

街の南には、五大湖の一つであるオンタリオ湖があります。湖の向こう側は、アメリカのニューヨーク州です。

カナダ経済の中枢「カナダのウォール街」

トロントはカナダ経済の中心都市で、国内のみならず、多国籍企業による(金融、経済、電気通信、運輸、メディア、芸術、観光、映画など)あらゆる産業が発展しています。

ユニオン駅前の高層ビル群は、金色に輝く(実際に、建物の表面には本物の金が使われているという)ロイヤル・バンク・プラザをはじめ、カナダの主要銀行が全て集まる金融ビジネス街で、「カナダのウォール街」とも呼ばれています。トロント証券取引所(カナダ最大規模)もあります。

人種のモザイク都市

私がトロントに来て、まず驚いたのが、白人が少ない(多国籍の人の方が目立つ)ということでした。

実際に、19世期後半以降、トロントは多くの移住者を受け入れ、現在もアジアを中心に多くの移民を受け入れて、欧州系の白人の人口は、トロントの約半数を占めています。
移住者たちは、「チャイナ・タウン」、「コリア・タウン」、「グリーク・タウン」、「インディアン・バザール」、「リトル・イタリー」など、トロントに80以上もあるという、独自のエスニックタウン/コミュニティを形成しました。彼らは、それぞれの国の文化や言語や習慣などを大切にしつつも、多国籍の文化が集まるトロントで、お互いの文化や習慣などを尊重しながら共存しています。

街を歩けば、それぞれの国の独特の匂いが漂い、トロントにいながらにして、他国の文化や習慣、そして、雰囲気を楽しむことができます。多くのレストランもあり、各国本場の料理も味わうことができます。ちなみに、チャイナタウンなどと比べたら小規模ですが、「ジャパニーズ・タウン」(J Town)もあります。日本の食料品や化粧品、雑貨などが手に入ります。

このように、多文化で国際色豊かなトロントは、犯罪発生率が低く、世界でも治安が良く住みやすい街として知られて(毎年ランク付けされて)います。

移民の街トロントの歴史

18世紀の前半まで、カナダ/トロントはフランス領でしたが、英仏間の7年戦争によって、1759年にイギリス領となりました。1793年、アッパーカナダ初代副総督ジョン・グレイブス・シムコー(John Graves Simcoe)によって「ヨーク」と名称されました。1834年3月6日に、ヨークの街(人口わずか9,000人)は市制となり、名称を「トロント」へ改称しました(トロントがオンタリオ州の州都に定められたのは1793年8月27年です)。

19世紀中頃から急速に産業が発展し、イギリス系住民の政治・商工業の中心都市として成長。19世紀の終わりにかけて、トロントはカナダの代表的な移民先になり、さらなる急発展を見せました。最初の大きな人口流入は、アイルランドのジャガイモ飢饉(1846-1849)によるもので、カトリック系のアイルランド人が多く移住しました。

19世紀後半から20世紀初頭にかけて、ドイツ人、イタリア人、ユダヤ人などを中心に、新しい民族グループの移民が見られるようになり、続いて、中国人、ロシア人、ポーランド人など、多くの人が移住してきたとされます。特に、第二次世界大戦後は、ヨーロッパからの難民が流入し、特にイタリアとポルトガルからの出稼ぎ労働者が到来しました。1960年代後半には、人種別移民受入政策が撤廃され、世界中から移民がやって来るようになりました。アジア、ラテンアメリカ、アフリカなどヨーロッパ以外の国からの移民も増加し、世界屈指の多民族都市へと変貌していきました。

エンターテイメント

ミュージカルやオペラ、バレエなど、大都市ならではのエンターテイメントも人気のトロントには、世界的にも有名な美術館や博物館、劇場などが多くあります。

また、スポーツも盛んです。トロントで活躍するプロチーム、例えば、メジャーリーグ(MLB)のトロント・ブルージェイズ、バスケットボール(NBA)のトロント・ラプターズ、サッカー(MLS)のトロントFC、アイスホッケー(NHL)のトロント・メープルリーフスなどが本拠を構え、シーズン中は、交通機関(TTC/地下鉄)が止まったりして不便なこともありますが、応援するチーム(トロント・ブルージェイズなど)のTシャツやユニフォームを来て歩いたり、車に小さな国旗をつけて走ったり、街中がスポーツ観戦で盛り上がります。

ハリウッドスターも含め、毎年25万人以上が訪れるトロント映画祭では、国内外から多くの(300以上の)作品が集まり試写会が開催されます。

7月1日のカナダデーは、各地でフェスティバル、イベント、パレード、花火など、国中がカナダの誕生日を祝って毎年盛り上がります。

トロントのおすすめ観光スポット10選」については、こちらの記事に書いています。

トロントのおすすめガイドブック

「カナダ」のガイドブックには載っていないトロントの魅力や情報が満載です。生活、留学、旅行など、トロントに行くならとても役立ちます。

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