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タグ:中世史
「わがシッドの歌」の面白さーレコンキスタの英雄シッドの魅力
「わがシッドの歌」("Cantar de mio Cid")を読み、シドをはじめ物語の登場人物や人間関係、そしてその外部に広がる歴史的背景に…
賢王アルフォンソ10世「聖母マリア頌歌集」考察―カンティーガに見る聖母マリアイメージ
カンティーガ(Cantiga)とは、中世のイベリア半島における単旋律の歌曲(頌歌)である。ヨーロッパに広がる聖母マリアにまつわる伝説を基にし…
「ルカノール伯爵」と「よき愛の書」比較論ー二つの作品の中世的面白さ
フアン・ルイス「よき愛の書」を読み、さらにその後に、ドン・フアン・マヌエル「ルカノール伯爵」を読むことで、前者を読んだ時点では見えな…
文学に見るエル・シドと『他者』との関係-作者の視点から見る主従関係のあり方
Ⅰ、はじめに 1043年、ブルゴスに生まれた武将エル・シド(本名はロドリーゴ・ディアス・デ・ビバール)は、スペインにおけるレコンキスタ…
映画「女王フアナ」に見る女の”狂愛”ーMadness of Love 【愛と嫉妬は紙一重】
スペインの映画「女王フアナ」(Juana la loca)を紹介します。 「狂女」と呼ばれた「女王」 「狂女とよばれてもいい。あ…