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【モントリオール】世界の女王マリア大聖堂
世界の女王マリア大聖堂(Mary Queen Of The World Cathedral)は、19世期末(1894年)に建てられた、同じくモントリオールの「聖ジョセフ礼拝堂」(Oratoire St-Joseph)、そして、「サンタンヌ・ド・ボープレ大聖堂」(Basilica of Sainte-Anne-de-Beaupré)に続いて、ケベック州で三番目の規模を誇るカトリック教会です。モントリオールのセントラル駅やドルチェスター広場のすぐ隣(ダウンタウン中心)にある、この大聖堂を紹介します。
目次
世界の女王マリア大聖堂までの道のり
モントリオールのVIA鉄道セントラル駅を出てから、北の方に坂道を徒歩で数分上ると、緑のドーム型の大きな建物が見えてくるのですぐにわかります。
中世のお城や要塞のような雰囲気も魅力的です。
世界の女王マリア大聖堂の周辺
世界の女王マリア大聖堂(正面)の向かい側の風景です。カナダ第二の都市モントリオールのダウンタウンの中心にあるだけに、周りは、近代的な建物が立ち並びます。
この日のモントリオールは、とても天気が良くて、ダウンタウンの近代的なビル群が、美しい青空を反映して、キラキラと光り輝いて見えました。赤と白のカナダ国旗も色鮮やかに美しくビルに映え、ひらひらと風に吹かれていたのが爽やかで印象的でした。
トロントでも同様に、大都会の中に、古い教会や大聖堂が建っている光景をよく目にしますが、不思議と都市の中に絶妙に溶け込んでいて違和感が全くなく、歴史の重みを感じさせる崇高な建物の雰囲気がたまらなく大好きです。
ドルチェスター広場
この大聖堂のすぐ隣(西側)には、ドルチェスター広場があります。自然が豊かな広場で、その奥(北側)には観光案内所があります。モントリオールの街は、とてもわかりやすく、ガイドブックを片手に、ほとんど徒歩で観光できましたが、観光案内所で提供される街の情報(パンフレットや地図など)もとても有益です。
ドルチェスター広場は、18世紀末〜19世紀半ばまでカトリック教徒の墓地として使われていたそうです。中央には、一際目を引くローリエ卿(フランス系カナダ人初のカナダ首相)の銅像が建っています。ボーア戦争の記念碑(大砲)もあります。緑が豊かで、多くのベンチも設けられ、休憩所としては勿論、街の人々や観光客の憩いの場所でもあります。トロントの黒いリスとはまた違う、可愛いリスも所々で見ることができます。
フェアモント・ザ・クイーン・エリザベス
世界の女王マリア大聖堂の隣(東側)には、フェアモント ザ クイーン エリザベス(Fairmont The Queen Elizabeth )が、華麗に美しくそびえ立っています。「フェアモント」と言えば、このホテルも、トロントの「フェアモント・ロイヤル・ヨーク」や、ケベック・シティの「フェアモント・ル・シャトーフロンテナック」と同じ、フェアモントグループの名門ホテルの一つです。
モントリオールのこのホテルの場合、他の(世界15か国にある)フェアモントホテルと比べると少し地味な外観ですが、ガイドブックなどでは、モントリオールのランドマーク的な存在の、最高級ホテルとして必ず紹介されています。エリザベス英女王にちなんで名付けられたホテル名も相まって、とても威厳があります。
世界の女王マリア大聖堂とフェアモント・ザ・クイーン・エリザベスのコントラストが素敵です。絶妙な具合と抜群のセンスで、大聖堂の背景として美しくマッチしています。
このホテルの地下は、セントラル駅やショッピングモールと繋がっているので、アクセスもしやすく便利です。
電話:514-861-3511
URL:https://www.fairmont.jp/queen-elizabeth-montreal/
世界の女王マリア大聖堂の外観
世界の女王マリア大聖堂は、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂を真似て作られたそうですが、大きさは(サン・ピエトロ大聖堂の)約4分の1です。歴史を感じる荘厳な外観も、ものすごくインパクトがありますが、まず、”Mary Queen of the World Cathedral”(世界の女王マリア大聖堂)という名前もとても印象的です。まさに「カトリック」という感じですが、実際に、この寺院が作られた目的は、(プロテスタントに対して)カトリックの力を誇示するためだったと聞いて納得しました。
この大聖堂を前にして、まず目をひくのは、建物の上に立つ、緑の像(モントリオールの13の守護聖人)です。
大聖堂の正面に建てられた銅像も、一つ一つの彫刻が美しく、迫力があります。
モントリオールと言えば、やはり「ノートルダム大聖堂」の方が有名ですが、この外観を見ると、こちらの大聖堂も、勝るとも劣らないインパクトがありました。
世界の女王マリア大聖堂の内装
入場は無料で誰でも入れます。中に入ると、落ち着いた雰囲気の、(ケベック・シティのノートルダム大聖堂ほどの華やかさはありませんが同じ)金色を基調とした豪華な内装です。
特に、あの緑色のドームの内側(天井)が豪華でした。ステンドグラスの小さな窓から、光が差し込んでいて、とても美しいです。
所々に描かれた宗教画もとても興味深いです。
十字架に磔られたイエス・キリストの像は、やはり大きな存在感があります。
金箔で覆われた天蓋や礼拝堂など、とても荘厳な雰囲気が漂っています。
天井が高く、奥行きも深く、広くて開放的なスペースです。ノートルダム大聖堂と比べると、聖堂内の造りは華やかで、窓から光も入り、全体的に明るい感じですが、人は少なくとても静かという印象です。
マリオット・シャトー・シャンプランからの眺め
泊まっていたホテル(マリオット・シャトー・シャンプラン)の部屋の窓から、ちょうど「世界の女王マリア大聖堂」が見えました。
ライトアップされた夜景がとても綺麗でした。
立地が良くて、部屋からの眺めもとても素敵な、モントリオールのおすすめホテルです。
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