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独学でいきなり英検1級に挑戦することは無謀か?

「英検」自体が初受検でいきなり英検1級挑戦は無謀か?

独学(それまでとは全く異なる独自の方法・考え方)で英語の学び直しを始めた上に、
私の場合、「英検」自体受けたことがなく、1級が初めての受験だったので(準1級も受けたことがなかったので)、正直なところ、合格するまでは、

「いきなり英検1級に挑戦することは無謀だ」と、私も思っていました。
(それでも私が「英検1級」にこだわった理由や勉強のきっかけなどは、こちらの記事に書いています。)

自分自身、無謀だと思っていたのは、以下のような声をよく聞いたことがあったからです。

「英検を受けるなら、いきなり1級を目指すよりも、順番に(まずは準1級から)受検した方がいい。」

「他の級(特に準1級)も持っていないのに1級を受けるなんて無謀だ」

など。

実際に、1級を目指している・合格している方は、すでに準1級を所持されている(順番に受検されている)方が多いように思うので、確かに、これらも一つの正解だと私も思います。

が、必ずしも、英検は順番に受けないといけないわけではないので、(過去問を見る、現在の英語力など)自分で判断して、自分で決めればいいと思っています。

私自身、こうした声を聞いて、不安になったり、迷うこともありましたが、(方法・期間・受検の時期など)計画をしっかりと立てて、自分のペースで勉強を続けた結果、計画通りの期間で、1級(2018年度 第3回)に合格することができたからです。

なので、結論を言うと、(後述しますが)「ある程度の英語力」や「1級の基礎力」があって、その上でしっかりと対策をすれば、(英検を受けたことがない・英検準1級を含め他の級を持っていない人でも)、いきなり英検1級に挑戦することは、決して無謀ではないと個人的には考えます。

「英検1級は、手の届かない資格ではない。」

「英検1級は、一部の特別な人たちだけが合格できる試験ではない。」

などともよく言われるように、英検1級は、決して「雲の上の手の届かない資格」ではなく、「手の届く資格」だと私も思います。

が、そうは言っても、やはり、(合格率約10%だとも言われる)英検の最難関試験なので、(勉強・対策をせずに)簡単に合格できる試験ではないとも思っています。

勉強・対策の必要性

私の場合、英語の資格試験の勉強歴としては、

英検1級(「始めてすぐに挫折」参照)→②TOEFL iBT→③英検1級(学び直し〜)→④ケンブリッジ英検CPE(現在)

の順番に勉強してきたこと、

そして、TOEFLの勉強、留学、教員採用試験などで、英語の勉強はずっと継続していたので、決して、ゼロからのスタートというわけではありませんでした。

でも、英検1級に余裕で合格できるほどの実力(特に語彙力や知識力など)があったわけではなく、

既述したように、英検1級自体が難関の資格試験なので、ただ英語が得意・好き・使えるなどというだけで、誰でも(勉強や対策もせずに)合格できる試験でもないと考えます。

過去に他の英語の試験(TOEFL、IELTS、TOEICなど)の勉強をしていたとしても、求められる力や目的、対策方法などは、それぞれ異なるので、単純に英検と比較することもできない(他の英語の資格を持っているから、英検1級にも余裕で合格できるということはない)とも思います。

勿論、小学生でも合格していたり、ほとんど勉強せずに1級に合格したという人もいますが、こういう人たちは稀で、1級に合格したほとんどの人は、「対策としての勉強」をしっかりとしていると考えます。

少なくとも、私の場合、本気で勉強に向き合わない限り、絶対に合格することはできなかったと思っています。

でも、自分の経験上、少なくとも、以下の三つの条件を満たしていれば、いきなり1級に挑戦することは決して無謀ではないと考えています。

いきなり英検1級に挑戦する上で必要な3つの基礎力

以下の①を満たした上で、②と③の勉強もして「1級の基礎力❶〜❸」を身につければ、

(英検を受けたことがない・準1級を持っていない・学生時代に2級や3級を取って以来、英検を受けていないというような人でも)いきなり1級に挑戦することは(合格することも)可能であると考えます。

①ある程度の英語力(四技能)がある(1級の基礎力❶)

(独学・仕事・留学などで)英語の四技能(英語を使える力)を身につけていたり、英検以外の資格試験(TOEIC、IELTS、TOEFLなど)で、準1級相当以上の英語力(四技能)を身につけている人などは、「1級の基礎力❶」があると考えます。

勿論、英語の資格試験は、既述したように、それぞれ求められている力、目的、試験のタイプや傾向なども異なるので、単純にスコアだけで比較することはできないと思いますが、ある程度、英語力の目安にはなると思っています。

そして、十分な基礎力(四技能)があれば、必ずしも海外経験や英語の資格を持っている必要はないとも思います。

②1級レベルの語彙力をつけている(1級の基礎力❷)

1級において、最も難しいのは語彙だとも言われますが、私にとっても、1級に挑戦する上で最も苦しんだ大きな壁は語彙でした。

難易度が高い上に量も多く(大体10000〜15000語)、今まで英単語を覚えるのにこんなにも苦労したことはないというくらい、何度も挫折したり(覚える⇄忘れるを繰り返し)、試行錯誤を繰り返してようやく克服することができました。

私自身、①を満たした上で、1級の語彙力もつけることで、自信がつき、語彙問題だけではなく、読解やリスニングなどにも対応できる「1級の基礎力❷」が身に付いたと考えます。

③あらゆる分野の知識・教養を身につけている(1級の基礎力❸)

英検1級では、科学・政治・経済・国際・医療・教育・歴史・環境・情報テクノロジー・メディア・文化など、あらゆる分野(テーマやトピック)に関する四技能(読める・聴ける・書ける・話せる力)が求められます。

こうした英検1級必須のテーマに関する時事的・社会的な知識や教養を満遍なく身につけること(専門的な深い知識というわけではなく、各分野において最低限必要な知識力を養うこと)で、その力は「1級の基礎力❸」になると考えます。

背景知識を身につける方法6選についてこちらに書いています。

まとめ

以上、身につける方法は人それぞれ色々あると思いますが、①〜③の「1級の基礎力」があれば、いきなり1級に挑戦することは無謀ではないと私は思います。

勿論、基礎力だけ身につければ合格できるというわけではなく、この三つの基礎力は、

その後の「1級の応用力」(時間内に速く正確に問題を解く力、語彙や知識を即興で自由に使いこなせる力など)を身につける上でも、土台となる(最低限必要な)条件だとも思っています。

そして、①〜③のいずれも、資格や海外経験などは必ずしも必要ではなく、独学でも可能だと(個人の努力ややり方次第で満たすことができる条件だと)個人的には考えます。

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