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【英検1級合格までの道のり】独学でできる英語の4技能勉強法〜差がつく二次試験合格のコツ6選〜
目次
独学でいきなり英検1級に挑戦
英検1級の勉強(学び直し)の過程において、具体的に、どのように英語の4技能を勉強してきたのかをまとめます。
あくまでも私の経験(勉強方法)なので、全ての人にとって合っているとは限りませんが、誰かにとって、参考になるものが少しでもあれば幸いです。
四技能の勉強法まとめ
以下の順番に書いていきます。
1、四技能を関連づけた学び方
2、リーディングの勉強方法〜精読と多読〜
3、リスニングの勉強方法〜精聴と多聴〜
4、ライティングの勉強方法
5、スピーキングの勉強方法〜書く⇄話す力の土台〜
英検1級の二次試験(面接)に合格するコツ6選
※この記事では書ききれない部分もあるので、他の関連記事もリンクにて紹介します。
【関連記事紹介】
「勉強前に必ずやるべき準備」については、こちらにまとめています。
いきなり勉強しない
目的を明確にする
目的と勉強方法の一致
英語学習の目的
日常英会話とアカデミック英語の学び方の違い
勉強方法に関する無意味な議論
自分の常識≠他人の常識
勉強法に関する書籍などの読み方
目標を明確にする
基礎を固める(文法・構文・語彙・発音など)
全ての土台は基礎力
自分に合った教材を選ぶ
勉強の計画を立てる
オリジナル計画表作成(目次リスト・復習チェック表)
自分に合った勉強方法を見つける
1、四技能を関連づけた学び方
英語の四技能を学ぶ順番は、人それぞれ色々あると思いますが、個人的には、以下のように、四技能を関連づけて、「ほぼ同時に学ぶ」というやり方が効果的でした。
四技能を関連づけた学び方(例)
②読んだり聞いたりした英文の背景知識を調べて知識をストックする。
③書いたこと(英作文など)は、スピーキングのネタにする。
④要約したり、ストックしたりして得た知識を基に、自分の意見をまとめる(書く・話す)。
2、リーディングの勉強方法〜精読と多読〜
読解力(①精読→②多読)
リーディングの力を鍛える上では、自分のレベルに応じて、多読と精読をバランスよく、「両方」行うことが大切です。
その上で、私は、多読と精読を区別して、それぞれ別の方法で学んでいます。
精読は量と質両方を重視する
いずれも、まずは量をこなすこと、そして、徐々に質も高めていく形で進めています。
読んだ後に、何らかの形でアウトプットする(話す・書く)ことを前提にして読むようにすると、より深く読み込む力が養われると感じます。
両方と言っても、当初は質を重視できるだけの基礎力(語彙/知識など)が足りていなかったので、最初は、質(スピード・正答率・効率など)というよりも、
量を重視して、地道に基礎を固めながら(文章/文脈を通して語彙や背景知識などを増やしながら)、徐々に質も上げていくという形で進めました。
②知識力
③読解力
文章から①〜③を同時に鍛えていく感じです。
目的を明確にしたら、それぞれ具体的に勉強方法(題材・レベル・目標・方法など)をざっくりと決めます。
①精読の学び方
レベル:難(語彙・テーマなど)
目指す目標:本文に書かれている内容(100%)以上の理解
勉強方法:(付箋ノートを基盤に)英文の背景なども含めて、じっくり時間をかけて学ぶ
精読としては、資格試験(TOEFL、英検、ケンブリッジ英検など)の勉強を中心に、
わからない単語などがあれば、その都度調べて、本文に書かれている内容全て(100%)を理解する。
❷その英文の背景を(海外のサイトや本などで)調べて、関連する知識も学ぶ。(最終的に100%以上の理解を目指す)。
じっくりと時間をかけて、この❶と❷の過程を大量にこなすことを精読の目標にしています。
精読の場合、洋書などのような長い文章ではなく、ちょうどよい長さ・量・レベルの英文を選ぶことで、語彙や知識を増やしながら、短時間で効率よく文章を丁寧に正しく読む力が鍛えられます。
また、精読の題材を選ぶ基準は、(語彙や内容など自分のレベルよりも)少し難しめの英文で、尚且つ、その中から自分が興味のあるテーマをいくつか選び、背景知識も同時に学んでいます。
背景知識を調べる過程で気づいたのが、英検1級などで扱われる文章(内容)は多種多様ですが、ネット上に挙げられている海外のニュース記事も多いということです。
英検の文章の中には、こうしたあらゆる媒体・メディアの要所がコンパクトにまとめてある(内容が同じで、語彙や文構造などの難度が高くなっている)ものも多いので、ネットを利用して、普段から色々な海外サイトやニュース記事などをチェックすることも効果的だと思いました。
このように、積極的・主体的・能動的に学ぶことで、本文の内容だけではなく、関連する背景知識も身に付きます。
また、大量の情報の中から、自分が必要とする情報を見つけたり、重要な部分(キーワード)や本質を見抜く目(着眼点・目のつけどころ)なども磨かれると感じます。
私の精読方法
本文をより深く(書かれている内容以上)理解することを目的に以下のように精読しています。
②全文筆写して文構造(語彙や文法など)を分析する
③個人的に興味のある記事を選び背景を調べる
→科学/医療/心理学/歴史関係の記事など。
④付箋にまとめる(知識のストック)
→調べた背景知識を要約、論点を箇条書きするなど。
⑤画像で視覚的な理解(イメージ)を深める
⑥背景知識/画像を踏まえて本文を再読する
⑦定期的にノート(本文/背景知識/問題)を復習する
③と④について、当初は日本語で行なっていましたが、徐々に英語で調べる/まとめるようにしました。
私の「読解ノートのまとめ方」
読解ノートは、自分なりに勉強しやすいように、毎回決まった「型」を作っています。
勉強を始めたばかりの頃と現在で少し違いがありますが、基本的には、以下のように、同じようなスタイルです。
ノートの左側に英文のコピーを貼り、右側の空いたスペースに付箋を貼ります。
付箋には、調べた英単語や背景知識を書いて、パッと見てすぐにわかる(後で復習しやすい)ように色分けしてあります。
本文に関するイメージ画像を貼ることで、学んだこと(本文の内容や背景知識など)への理解がより深まり、強烈に印象付けられるので、定着もしやすくなります。
最初(↑)は、日本語で調べて、日本語で背景知識をまとめていましたが、徐々に(↓)、英語で調べて、英語でまとめるようにしていきました。
海外のサイトなどから必要な情報を探し/調べて付箋にまとめる過程で、より読解力が鍛えられると考えます。
(語彙や知識が増えるに従い、読むスピード・理解する力・要点をまとめる・書く力などが養われるなど)。
自分のノートの型を作る
ノートを作る目的は「書いたことを頭に入れること」なので、自分なりに勉強/復習しやすいように、毎回同じスタイルで作成しています。
(当初は「全文筆写」もしていました)
②背景知識をまとめた付箋を貼る
③イメージ画像を貼る
自分なりに楽しめる方法で学ぶ
これは、あくまでも私なりのやり方なので、人によって、合う合わないはあると思いますが、
個人的に、以下の方法で学ぶことで、高いモチベーションを維持することができました。
②目に見える形で勉強の過程を残す。
(オリジナル計画表を作成し記録する・ノートを作り知識をストックしていくなど)
③本文(問題を解く)だけでなく、背景(関連知識)も学ぶ。
時間のかかる面倒な方法ですが、私の場合、同じことを勉強していても、やり方次第で、良くも悪くもモチベーションが大きく変化するので、
個人的には、遠回りで負担は多くても、自分なりに「楽しい・面白い」と思える方法で学びたいと考えています。
「『根源的に考える』ことは物事の本質を探究すること。
あらゆる学習において、理解と知識を深めるために必要な考え方。
興味関心も深くなり、勉強が楽しくなる効果もあるでしょう。」
(小川仁志)
②多読の学び方
資格試験などを目標として、過去問や問題集を丁寧に解くことは勿論大切ですが、読解力を鍛える上で、大量に読書をすることも大切だと考えます。
多読としては、洋書、英文雑誌(TIME誌やNational Geographicなど)、学術論文や文献などを題材に、好きなもの・興味のあるものを大量に読むという形で進めています。
レベル:自分に合っているもの(専門分野・興味のある内容・好きなことなど)
目指す目標:専門(文献、論文など)に限らず、幅広いテーマを扱った文章(海外サイト、雑誌、洋書など)
勉強方法:100%でなくても、全体を捉えつつ(重要な部分をおさえつつ)、大量に読む。
3、リスニングの勉強方法〜精聴と多聴〜
リスニング力(①精聴→②多聴)
リスニングは、リーディング(精読・多読)と同じで、じっくりと丁寧に細部まで聴く精聴と、好きな教材を大量に聴く多聴を区別して、別々に・両方行うことが大切です。
①精聴の学び方
レベル:難(語彙・テーマなど)
目指す目標:スクリプトに書かれている内容全て(100%)聴き取れるようにする
精聴の場合、資格試験のテキスト(問題集や過去問など)を題材に、細部まで一字一句もらさずに聴き取れるようになるまで何度も繰り返し聴きます。
❷スクリプトを見る(音と意味を一致させる・聞き取れない部分や、わからない単語など細部を捉える)
❸声に出す(音読、シャドーイングなど)
という順番で行います。
リスニングは、最初からスクリプトを見るのではなく、まずは音を聴いて全体の流れを捉える&自分のレベルを確かめる(先入観なくどれだけ理解できるか把握する)ことが大切です。
細かい部分の理解は、後から(全体を大まかに捉えた後)で、時間をかけて丁寧に行います(スクリプトの内容理解→音読・シャドーイング・ディクテーションなど、理解度に応じて方法を使い分けます)。
精聴用リスニング教材
あまり実践的ではないかもしれませんが、最初は、リスニングの基礎を固めるために、市販の教材(英会話や資格試験のテキストなど)を利用して、精聴をすることをおすすめします。
映画や海外ドラマなどを使って学習(多聴)する上でも、まずは基礎力(基本的な文法、発音、リズム、イントネーション、語彙など)が必要だからです。
②多聴の学び方
レベル:自分に合っているもの
(好きな映画、興味のあるテーマ、好きな英語、ロールモデルの英語など)
目指す目標:100%でなくても、全体を捉える(重要な部分をおさえる)。
多聴の場合、リーディング(多読)と同じで、好きなこと・興味のあること(特に映画や海外ドラマ、YouTubeなど)を題材に、好きな英語をとにかく大量に聴くことを大切にしています。
「映画や海外ドラマを使った具体的な勉強方法」については、こちらの記事で詳しく書いています。
同様に、英語のロールモデル(「憧れの英語モデル」)が出演しているトークショーやインタビューなども聴くべく、YouTubeも利用しています。
人それぞれ好きな歌手や好きな声・話し方などがあるように、英語に関しても、(声の質、音の響き、話し方、リズム、イントネーション、アクセントなど)人それぞれの好みや(自分に合った)タイプなどがあると思っています。
好きな英語であれば、何度も聴くことができるし、好きな役者が出ている映画やドラマであれば、何度でも観る(聴く)ことができます。
結果として、英語を聴く機会や時間が増えるので、聴けば聴くほど、その分、リスニングの力も伸びると感じます。
4、ライティングの勉強方法
ライティングは、本業として(論文を書く上で)不可欠なので、特に力を入れて勉強しています。
個人的に、英語であれ日本語であれ、文章を書くことが好き(得意)なので、どれだけ書いても苦ではなく、どの試験においても得点源になりました。
「学び直し」(英検)のライティングに関しても、以下のような勉強をして、大体どんなテーマが出ても書けるようになりました。
ちなみに、後述しますが、ライティングでまとめた自分なりの考えや意見などは、スピーキングのネタとしても利用しています。
③(①と②を踏まえて)モデル文を「自分の言葉に言い換える」
④(①〜③を踏まえて)自分の意見をまとめる
頭のよさの四つの段階
(1)再生(丸暗記):覚えたことをそのまま繰り返す。
(2)再構築:覚えたことを自分の言葉でまとめる。
(3)アイデア:知識をつなげて、新しい意味や提案を生み出す。
(4)型:漢字や九九、組織のように時代を超えて人が使える「型」を作り出す。
(斎藤孝「頭がいいとは文脈力である」より)
英語学習において、モデル文を筆写する(そのまま書き写す)ことや、
それらを丸暗記する(覚えたことをそのまま再生する)ことも大切だと考えています(上記の斎藤孝先生による「頭のよさの四つの段階」で言えば(1)に当てはまると思います)。
(1)「再生(丸暗記)」は、その後の段階(2)「再構築」〜(4)「型」に進む上で、土台となる知識を「頭に入れる」という意味でも重要です。
次の(2)の段階にあたる、自分の考えや意見を「自分の言葉でまとめる=再構築する」(アウトプットする)上でも、あるテーマに関する先人の知見や求められている基準などを把握しておくこと(インプット)は欠かせないものだと考えるからです。
自分の経験上、英作文などのモデル文を筆写したり、暗記してそのまま「再生する」(話す・書く)ことができるようになれば、それらを「再構築する」(使えるようになった語彙や表現を自分の文脈の中で繋げたり、自分の言葉で言い換えたり、関連するテーマにも結び付けて、即興で自由に使う)ことができるようになります。
そして、さらに(3)「アイデア」の段階となる力(自分独自のオリジナルな考えや新しいアイデアなどを生み出す力)や(4)の自分の「型」を作り出す力は、(1)「再生(丸暗記)」や(2)「再構築」で培った力(知識や文脈力など)を土台としてはじめて、ようやく身につくものだと考えます。
英語学習(資格試験など)の場合、個人的には、(4)「型」のような力までは必要ないと思いますが、(3)「アイデア」の段階くらいを目標として、能動的に学びたいと思っています。
「単に記憶してそのまま再生するだけではなくて、
自分の頭を通して再構築して、
自分自身の言葉として話したり書いたりするような勉強をもっと重視すべきだと考えます。
それが意味をつかまえる力を培い、
ひいては意味を生み出す力に発展していく。
勉強というのは、本来、そういう力を開拓していくことなのです。」
(斎藤孝「頭がいいとは文脈力である」より)
5、スピーキングの勉強方法〜書く⇄話す力の土台作り〜
「出来なかったら、出来るまでやる。
出来るようになったら、完璧に出来るまでやる。
完璧に出来るようになったら、
何度でも完璧に出来るまでやる。」
(羽生結弦)
英語学習において、影響を受けた言葉です。
共通する基本の力
個人的に、「話す力」として、以下の四つの力を伸ばしたいと思っています。
②社会的な英語力(仕事など)
③アカデミックな英語力(専門/学術)
④資格としての英語力(英検など)
学び直しは、主に④の勉強が中心ですが、個人的には、特に③の力をより強化するための土台作りとしても捉えています。
でも、④の勉強は、経験上、③だけでなく①や②の力にも繋がると個人的には思っています。
(同じ話す力でも、全て質が異なるので、目的に応じて、①〜④それぞれ異なった方法で学んでいますが)
「基本となる力はいずれも同じ」だと考えるからです。
資格としての英語〜2種類のスピーキング試験形式〜
スピーキングの試験には、大きく分けて、以下の二つの形式があります。
①質疑応答(あるトピックに関してQ&A)
②問題解決(ペアで、ある問題に関して解決策を検討し合うなど)。
※ディスカッションは、話す相手が必要ですが、基礎力として、一人での練習も必要不可欠です。
※スピーチ形式は、主に一人での勉強が大切だと考えます。
共通する「話す力の土台」とは?
求められる力や傾向は、試験によっても様々ですが、上述のように、身につけるべき力の「土台」(基本)は同じだと思っています。
その土台とは、「一人でも話せる力」だと考えているので、スピーキングの対策として、(ディスカッションであれスピーチであれ)
「一人での練習(土台作り)を疎かにしない」ということを大切にしています。
この土台(一人インプット⇄一人アウトプット)を固めながら、対人的な会話経験も重ねることによって、
(自分が目指すレベルに応じた)語彙/表現/知識などを増やしながら、実際に使える力(話す⇆書く力)を伸ばすことができると考えます。
私のスピーキング勉強方法
書く⇆話す力を同時に鍛える勉強を続けています。
②一人で練習(書く⇄話す)
③対人的なアウトプット(オンライン英会話)
①カード作成
まず、分野毎にカードを作成しています。
②情報テクノロジー
③文化
④国際/政治
⑤経済
⑥教育
⑦社会
⑧環境
⑨医療
⑩メディア
など。
表面には「質問」を、そして、裏面には「質問に対する自分なりの答え」を書き込みます。
私の場合、この裏面の答えは、英作文ノートでまとめた内容(論点2〜3つ)を書いています。
誰かが書いた模範解答を丸暗記するよりも、自分の言葉で話す/書く方が頭に残りやすく、身に付く(「自分のもの」として定着する)と感じます。
トピックは異なっても、分野が同じであれば、一つのカテゴリーとしてまとめて、カード(知識)をストックしていくことによって、それぞれの内容を関連づけながら、その分野における知識や理解をより深めていくことができます。
バラバラに知識を増やすよりも頭に入りやすく、分野が共通するトピックについての応用力もつくと感じます。
②一人練習
個人的に、大切だと思うこと(意識していること)は、
②時間を測って話す
③論点をおさえて話す
④論理的に/首尾一貫させて話す
⑤具体的に話す(経験・データ・根拠など)
一度「書く」のは、丸暗記して再生することが目的ではなく、あくまでも、「自分の言葉で話す」ための土台として、既習の語彙や表現などを、「自分の文脈の中で」実際に使えるようにするためです。
時間を測って一人で練習すべき理由
特に大事なことは、②の「時間を測ること」です。
時間を測ることによって、ダラダラ話すのを防ぎ、試験本番の「時間的な感覚」も身につけることができるからです。
これをするのとしないのとでは、試験本番で大きな差がつくと考えます。
例えば、英検1級の場合、2分間の即興スピーチをしなければいけないのですが、事前に(2分間の)時間を測って徹底的に練習をしたことで、本番でも時間内で(2分ピッタリで)、論点をおさえて言いたいことをすべてうまく言い切ることができたからです。
一人練習のやり方
やり方は、一つのトピックにつき2分間(論点は2〜3個)で、次々(質問を見て答える形で)話していきます。
例えば、2分×30トピックなら、最低でも1時間は、その分野について一人で話し続けます。
練習を重ね慣れてくるに従って、(30→40→50など)徐々にカード(トピック)の量を増やしていく形で進めています。
カードの種類
自作のカードは、「質疑応答カード」だけではなく、「写真描写カード」「英語教授法カード」など、自分の目的に応じて、複数作成することで練習もしやすくなります。
他にも用途に応じて、色々な種類のカードを作成しています。
「写真描写カード」は、現在の目標であるケンブリッジ英検の勉強用に作成しています。
一人練習の方法は、「質疑応答カード」と同じで、カードの表面に貼った写真を見て、その状況を口頭で説明する(自分の言葉で話す)というものです。
裏面には、一応、「答え」となる写真の状況説明を書いていますが、丸暗記にならないように、復習の際には、あまりこの(裏面に書いた)回答例にこだわらずに話すようにしています(論点が思い浮かばない時など、忘れた頃に見返す程度にしています)。
③対人的なアウトプット
②必ず誰かにアウトプットします。
試験対策として、オンライン英会話も利用しました。
個人的には、ネイティブキャンプの「5分間ディスカッション」(科学/環境/経済など自作カードの分野に沿っているテーマ)が役立ちました。
「5分間ディスカッション」では、あるトピックについて話を深めることもできますが、分野が抽象的で大きい分、一つのトピックに限らず、より大きな視野で、色々な角度から、関連する内容についても話す力が鍛えられます。
相手によって、話の内容や流れも異なり、自分で話したいトピックに誘導することもできるので、自分の勉強方法を活かす上で、私には合っていたと思います。
人それぞれ方法は様々ですが、①と②(基本練習)の積み重ねが、瞬間的に/即興で話す力(応用力)の発展に繋がると考えています。
「ネイティブキャンプについて」(魅力・利用方法・選んだ理由・効果など)はこちらにより詳しく書いています。
【大きな差がつく】効果的なオンライン英会話の学び方
オンライン英会話をする場合においても、ただ行き当たりばったりに闇雲に量だけをこなすのではなく、予め話すテーマを決めて、ある程度、インプット⇄アウトプット(一人練習)を済ませた上で、アウトプットの量(オンライン英会話の回数など)を重ねることをおすすめします。
その方が、会話がスムーズに進み、効率よく(使える語彙や表現力などを)伸ばすことができるからです。
逆に、インプット⇄アウトプット(事前に一人練習)をしなければ、(どれだけオンライン英会話の回数をこなしても)ある一定水準以上の会話力は身につかないとも思っています。
英検1級の二次試験(面接)に合格するコツ6選
2、口が勝手に動くようになるまで一人で練習する
3、(一人練習で)必ず時間を測る
6、頭(各テーマの関連性や、それぞれのトピックの論点)を整理する
(日本語でもまとめる、インデックスで分野ごとに整理する、論点を2〜3個すぐに頭に浮かぶようにリスト化する)
【関連記事紹介】
スピーキング試験対策の一人練習用の自作英語カード
音読(一人練習)のススメとやり方
「一人練習のやり方」スピーキング力を伸ばす6つのステップ
低級な英会話重視による弊害「英会話ごっこ」とは?
英語のレベル(松・竹・梅)とは?
英語の四技能の土台となる力とは?
大切なのは四技能のバランス
日常英会話とアカデミックな英語の学び方の違い
四技能の土台は一人で学ぶ=独学力
インプット⇄アウトプットの重要性(バランス)
独学で英語習得は難しくない理由(特にスピーキング)
独学でスピーキング力を伸ばす方法
まとめ
英語の4技能の勉強方法まとめ
1、四技能を関連づけた学び方
2、リーディングの勉強方法〜精読と多読〜
3、リスニングの勉強方法〜精聴と多聴〜
4、ライティングの勉強方法
5、スピーキングの勉強方法〜書く⇄話す力の土台〜
①準備(基礎):知識のストック、質疑応答カードを作成する
②練習(基礎→応用):一人で練習する(インプット⇄アウトプット)
③実践(応用):オンライン英会話で対人的なアウトプット
英検1級の二次試験(面接)に合格するコツ6選
2、口が勝手に動くようになるまで一人で練習する
3、(一人練習で)必ず時間を測る
6、頭(各テーマの関連性や、それぞれのトピックの論点)を整理する
(日本語でもまとめる、インデックスで分野ごとに整理する、論点を2〜3個すぐに頭に浮かぶようにリスト化する)
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