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勉強がうまくいかない&結果が出ない時の対処法9選【英語の勉強や資格試験との向き合い方】
どんなに真面目に頑張って勉強を続けていても、思ったように結果が出なかったり、勉強がうまくいかずに悩んだり落ち込んだりすることは、誰にでもあると思います。
そんな時に、どうしたら良いのか?
諦めて勉強を途中で辞めてしまうのは簡単ですが、「対処法」を知っているかどうかによって、諦めるか続けるか、明暗が別れることもあると考えます。
人生はどちらかです。
勇気をもって挑むか、棒にふるか。
(ヘレン・ケラー)
実際に、私自身も、いくつか(対処法を)知っていたことで、自分が望む結果を出すことができるまで、諦めずに勉強を続けることができたという経験が何度もありました。
以下、勉強がうまくいかない&結果が出ない時の対処法(物事の捉え方・考え方含む)を9つ紹介します。
目次
1、モチベーションを上げる
勉強において結果を出すために最も大切なことは、「勉強を続けることができるかどうか」です。そして、その上で絶対に欠かせないのが「モチベーション」です。
勉強のモチベーションの保ち方については、前回の記事で、以下の10個紹介しました。
1、大きな夢を持つ
2、勉強=旅のような感覚を持つ
3、短期・中期・長期目標を明確にする
4、尊敬できるメンターから学ぶ
5、ブログを書く
6、SNS(勉強垢)を「上手に」使う
7、勉強しやすい環境を作る
8、しっかりと事前に準備する(計画を立てる)
9、目に見える形で勉強の跡を残す
10、自分に合った方法で楽しみながら学ぶ(やり方を工夫する)
以上に加えて、モチベーションを上げる上で、以下の2〜4の対処法も効果的です。
2、成果曲線・Jカーブ効果をイメージする
多くの人は、何か目標を持って勉強を始めると、その努力に比例して、徐々に成果が現われるものだと思い込み、
頑張っているのになかなか成果が出ないと、モチベーションが維持できなくなって途中で勉強をやめてしまう傾向があります。
でも、成果曲線(成長曲線、成功曲線)、Jカーブ効果など、色々表現はありますが、
(勉強に限らず)成果や成長は、必ずしも、努力と共に右肩上がりに(一直線に)順調に伸びていくとは限りません。
Jカーブ効果とは、短期的な期間、または、ある閾値までは、
ある出来事から最終的に予想される変化とは逆方向に変化をすることを表す言葉である。
そのグラフがアルファベットの「J」の字に似ていることから付けられた言葉である。Uカーブとも言われる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jカーブの法則
「J」という文字(アルファベット)のように、最初は、どれだけ頑張っても伸び悩んだり、なかなか成果が目に見える形で表れず、勉強が辛く苦しいと思う時期が必ず誰にでもあります。
そんな(自分が不調な)時に、順調に成績(スコア)を上げている人や結果を出している人をみると、自分と比べてしまって、劣等感を感じたり、落ち込んだり、自信をなくして勉強するのが嫌になったりする(この時期に勉強をやめてしまう)人も多いです。
『努力が効果をあらわすまでには時間がかかる。
多くの人はそれまでに、飽き、迷い、挫折する。』
(ヘンリー・フォード)
でも、結果を出せるかどうかの大きな違いは、能力などの差ではなく、個人の意識や捉え方の違い(この「成果が出ない辛い時期」に諦めずに続けられるかどうかの違い)だと思っています。
なので、勉強を続ける上で、Jカーブの法則(成果曲線)を念頭に置いておくこと(今後の成長をイメージすること)は、とても大きなモチベーションになると考えます。
人って誰しもが、上手くいかなかったときとかに、ちょっと疑うと思うんですね。
その時に、いかに自分を信じることができるか。
(本田圭佑)
成果はすぐには出ない
経験上、「成果が現れるまでには時間がかかる」ということを踏まえて、(自分にとって正しい方向・自分に合った方法で)勉強を継続していれば、ある時、急激に成長する時期(ブレイクスルー)が必ず訪れます。
また、「速く結果を出せばいい」というわけでもないので、たとえ、いま現在勉強がうまくいっていなくても、他人と比べて自分を卑下したり、自信をなくしたり、劣等感を感じる必要はないと思います。
ブレイクスルーが訪れる時期や、結果が出るタイミングには個人差があり、(スタートライン、勉強の土台・基礎力、学ぶ環境、勉強のペース、勉強量、勉強時間、勉強方法などに応じて)人それぞれ異なるからです。
「何となく、速くいろいろなことがこなせるほうが優秀だと考えがちで、
成果が出るのが遅いと駄目なのではないか、
ついていけなくなるのではと心配してしまいがちです。
でも、けっしてそんなことはないのです。
速いから優れているというわけではありません。大事なことは自分のペースで進むことです。」
「あせらずゆっくりと、自分に合った勉強の仕方や、自分のペースを発見して、
勉強の本当の楽しさを感じてほしいと思います。」
(柳川範之「東大教授が教える 独学勉強法」)
とにかく続ける
(それまでに積み重ねてきた土台や学んできた環境による影響もあり)勉強をしてすぐに結果が出る人もいると思いますが、ほとんどの場合、成果はすぐには出ません。
他人と比べずに、あくまでも自分の「Jカーブ」(成長曲線)を意識して、ブレイクスルーが訪れるまで、とにかく続けることが大切だと思っています。
「結果が出ないとき、どういう自分でいられるか。
決してあきらめない姿勢が、何かを生み出すきっかけをつくる。」
(イチロー)
3、点と点が繋がることをイメージする
勉強を続けていると、時に、迷いや不安に襲われることがあります。
何のために勉強しているのか。
こんなことをしていて何の役に立つのか。
自分のやっている勉強は無駄ではないか。
私自身、何度もそのような状態・心境に陥ったことがあります。
でも、以下に引用する(とても有名な)スティーブ・ジョブズの言葉のおかげで、自分がやっている勉強に対して、意味や価値を感じると同時に、前向きに取り組めるようになりました。
「その先」、つまり、今現在学んでいることが、今後の自分の人生において、どこでどのように繋がっていくのか(「点と点が繋がるまでの過程」)を具体的にイメージできるようになったからです。
「将来をあらかじめ見据えて、
点と点をつなぎあわせることなどできません。
後で振り返ってみて、
つなぎ合わせることしかできないのです。だから、私たちは今やっていることが
いずれ人生のどこかでつながって
実を結ぶだろうと信じるしかないのです。」「やがて点と点がつながると信じることで、
たとえそれが皆の通る道からはずれていたとしても、
自分の心に従う自信が生まれます。
これが大きな違いをもたらすのです。」
(スティーブ・ジョブズ)
自分の過去(〜現在)を振り返ってみても、納得できることが多くあります。
無駄・無意味に思えたことでも、今振り返ると、全て(費やした時間、労力、学びや経験など)は、自分の人生の中で繋がっていて、今現在、(勉強に限らず)あらゆる面で活きていると痛感しているからです。
全て繋がっている
点と点が、いずれ一本の線で夢に繋がる(道は繋がる)
そうしたイメージを持てるようになると、どんな勉強でも無駄ではないと思えるようになりました。
4、目に見える結果や点数にこだわり過ぎない
試験はゴールではなくあくまでも通過点
人生において、次のステージ・段階に進む上で「試験」は避けて通れないことが多いです。
そして、多くの人は、試験勉強をする上で、何よりも点数や結果(合否)を重視し、勉強の目標・ゴールとする傾向があります。
そのため、点数を基準にして、勉強がうまくいかない・結果が出ていない・力がついていないと判断したり、
そうした目に見える結果(目先の利点)にばかりこだわった、試験のための勉強(高得点を取ることを目的・ゴールとした勉強)をしてしまうようになります。
民間試験の為の受験対策は、あくまで高得点を得るのが目的であり、
「効率的に解答する」「高得点を得やすい答えを考える」といった「傾向と対策」が中心となり、
「コミュニケーション能力」どころか、
紋切り型の検定試験対策に多くの時間を割き、「解答能力」を高めるための英語教育になり、
「使えない英語」の再生産に終わり、コミュニケーション能力につながることはない。
(鳥飼玖美子「英語教育の危機」)
結果主義にならない
以上の引用は、(センター試験に代わって)民間の英語試験を大学受験に導入すること(英語教育)に対する鳥飼玖美子先生の懸念であり、決して、資格試験の勉強をしている一般の方に対する批判ではありません。
が、資格試験に対して、このような(批判的な)見方をする人は、世間一般的にも少なからずいるように思います。
こちら(誤解7 資格試験は無意味)でも書いたように、そうした見方に対して、私個人としては、必ずしも全面的に正しいとは思っていないし、
資格試験に対する価値観や、勉強する目的などは人それぞれ異なる(正解はない)ので、
誰がどんな目的を持って、どのような方法・姿勢で学んでいたとしても、
それが、その人の目的に適っているのであれば、それはその人にとっての正解であると思っています。
ただ、上述したように、(試験の点数や結果にばかりこだわったり、高得点を取ることを目的として「対策」をしている場合)、客観的に見て、上記のように批判されても仕方がない部分もあるとは思っています。
私自身も、以前は、試験というと、どうしても結果や点数(スコア)にばかりこだわったり、
結果を出すこと(高得点を取ること・合格すること)を目的・目標にして勉強(というよりも試験のための対策)をしていた時期がありました。
なので、無意識にも、実力を測る上での評価の基準を、目に見える「数字」に置くようになり、
単純に試験の点数だけで(自分や他人の)英語力を判断したり、(所持している資格やスコアなどを見て)自分と他人を無意識にも比較したりするなど、
今思えば、とても小さなこと・上辺(表面的なもの)にばかりこだわって、本質が見えていなかったように思います。
民間検定試験のスコアという数値でコミュニケーション能力がわかる、
と単純に考える傾向は、政界、経済界、一般社会に根強く蔓延している。
TOEICの得点を採用時に義務付ける企業が増えたのも、
そのような思い込みによるものだと考えられるが、高得点者を優先的に採用したところ、
英語力はあっても、商談どころかさっぱり仕事ができなくて困っている、
という報道が数年前から出始めるようになった。
これは、検定試験が測定できるのは、英語運用能力の一面にしか過ぎない点への認識が不足していたことの証明であり、
コミュニケーションを単に情報をやりとりするためのスキルだと軽視していることへの結果である。
(鳥飼玖美子「英語教育の危機」)
試験の点数・スコアはあくまでも目安
確かに、努力や勉強なくして、試験において、良い結果(高得点)を出すことはできないし、
試験で結果を出していることは、その人の血の滲むような努力の証明でもあり、尊敬に値することだと私は思っています。
ただ、こちら(「英語の資格が全てではない」)に書いたように、
試験の結果やスコアは、必ずしもその人の、「その時の」実力を正確に示すものとは限らず(人によるとも思いますが)、あくまでも一つの(一面的な)目安に過ぎません。
そもそも、鳥飼玖美子先生がおっしゃっているように、英語力(コミュニケーション能力や英語の運用能力など)は、
このような試験の数値だけでは測れない場合もあるので、あまり結果にこだわり過ぎたり、振り回される(数字だけを見て一喜一憂したり、実力を判断する)必要はないと思っています。
大切なのは、(目に見える)点数や結果ではなく、(目には見えていなくとも)実力がついているかどうかだからです。
「実力」は目に見えにくいもの
その「実力」は、勉強の過程においては、目に見えにくいものなので、多くの人はどうしても目に見える結果や点数にばかり意識が向かう傾向がありますが、
(単純に数字だけを見て)「勉強がうまくいかない」「なかなか結果が出ていない」「力がついていない」などと思い悩む必要はないと思います。
既述したように、自分にとって正しい方向で勉強を継続していれば、目には見えなくとも実力は必ず身についてきます。
そして、それは、「結果」として、後から必ずついてくる(試験本番でいきなり実力が発揮されることもある)からです。
私自身、試験や試合の前日になって、自分の中で、力がついているかどうか不安になったり、プレッシャーで精神的に不安定になったり、自信をなくしていたにもかかわらず、
当日(本番)になって、ビックリするくらいにうまくいった(大事な試合に勝てた・試験に合格した・高得点が取れたなどという「目に見える結果」だけではなく、納得のいく形で実力が発揮できて自信がついた)という経験が何度もありました。
それは、(目には見えないので)自分では気付いていなくても、コツコツ努力を続けていることで、知らず知らずのうちに実力がついていたからだと考えます。
このようなことは、途中で勉強をやめていたら、決してあり得なかったと思っています。
実力が目に見える形で発揮されるまで(ブレイクスルーが訪れるまで)勉強を継続することが大切だと改めて痛感しました。
失敗してもまた挑戦すればいい
たとえ、本番で失敗したとしても、努力が無駄になる(実力が全くついていないという)ことはなく、
むしろ、経験として自分の中に残るので、(今回は、自分の時機ではなかったのだと)前向きに捉えて、次の機会に活かせばいいのです。
既述したように、結果が出る時期やタイミングは人それぞれなので、他人と比べる必要もありません。
色々な対処法を念頭に、機が熟すまで続ける(「実力」が目に見える形で「結果」として現れるまで、何度でも挑戦する)ことが大切です。
どんなに勉強し、勤勉であっても、上手くいかないこともある。
これは機がまだ熟していないからであるから、
ますます自らを鼓舞して耐えなければならない
渋沢栄一(実業家・政治家)
疲れたら休む
勉強=旅(山登り)のようなものだと捉えた場合、進み方や方向性なども含めて、
その「通過点の設置場所」(受験日など)は勿論、
「休憩所」(休む地点や場所、休む期間など)も、それぞれが自分の目的や状況などに応じて、自分で決めればいいと思っています。
長期戦であれば、時に疲れたり、ストレスが溜まったり、勉強が嫌になることもあると思います。
そんな時は、気分転換をしたり、好きなことをして気晴らしをするなどをして、(自分で期間を決めて)休むことも必要だと考えます。
後述しますが、登っているのが「自分の山」である限り、他人との競争は必要ではないので、
(誰かと比べたり他人を意識したりして)自分の道を無理に急ぐ必要もないと思います。
周りに流されず、惑わされずに、あくまでも自分のペースで、「楽しみながら」進むこと、
そして、その為に、疲れたら無理をせずに適度に休憩も挟むこと(充電してまた前に進むこと)も大切です。
登山の喜びは、山頂に達したときに頂点となる。
しかし私にとって、一番の楽しみは
険しい山脈をよじ登っているときである。
険しければ険しいほど、心臓は高鳴り、勇気は鼓舞される。
(フリードリヒ・ニーチェ)
5、復習をする
こちらでも書きましたが、結果が出ない大きな原因の一つとして、
(新しい勉強をどんどん進める一方で)復習が不十分なため、既習の学びが定着できていないということ(自分のものになっていない・頭に入っていないなど)が挙げられると考えます。
勉強において、絶対にやってはいけないことは、復習をしないこと(やりっぱなしにすること)です。
例えば、問題を解きっぱなしにして、間違えた問題をそのまま(理解しないまま)にしておく、あるいは、
ノートを作っただけで満足して、作りっぱなしにする(見返さないで放置する、ノートに書いただけで終わる)など。
「頑張っているけれど結果が出ない」
「全く力が付いていると思えなくて辛い」
「理解が不十分で前に進むことができない」など
私自身、このように思えた時に、必ずやっていたこと(その後の学習において効果があったこと)が、既習の学び(解いてきた問題集やノートなど)を復習することでした。
なので、同じように思っている人がいたら、一度、自分で期間を決めて、復習すること(新しい勉強を進めるのを一旦やめ、復習期間を設けて既習事項を頭に入れる・定着させること)をお勧めします。
私の場合、定期的に(短期間で何度も)復習する場合と、まとまった期間を決めて(例えば試験直前などに)改めて全体的に復習し直す場合と、それぞれ区別して復習を徹底しています。
そうすることで、その都度、学んだことを確実に頭に入れ、定着させることができる(自信がつく・徐々に成果が出る・前に進むことができる)と感じます。
6、計画を立て直す
勉強がうまくいくかどうか(続くかどうか・結果を出せるかどうかなど)は、勉強前の準備(特に計画の立て方)次第だと思っています。
でも、必ずしも、勉強が計画通りにいくとは限らないので、その都度(勉強を進める過程で)、計画を立て直すことも大切です。
私自身、最初に必ず準備期間をとり(勉強計画を立てて)、その計画通りに勉強を進めていくようにしていますが、計画通りに勉強がスムーズに進まないことがよくあります。
そんな時は、最初に立てた計画表にこだわらずに、臨機応変に計画を立て直し、何度も軌道修正しながら勉強を進めています。
大切なのは、計画倒れしないように、無理のない計画を立てて(その都度、軌道修正・試行錯誤しながら)、
自分に合った勉強スタイル(勉強方法、勉強時間、勉強量、1日/月ごとのノルマなど)を自分で作っていくことです。
こちらでも書きましたが、私の場合、勉強=旅(山登り)のような感覚を持っていて、計画表=地図のようなものだと捉えているので、
計画表は、自分にとって未知の道を歩き、目的地に到達する上で、絶対になくてはならないものだと考えています。
とりあえず、計画を立ててみて(地図を描いてみて)、まずはやってみること(歩いてみること)、そして、合わなければ計画を立て直す。
それを繰り返す中で、手探りですが徐々に、前に進む(自分の道を切り開いていく)ことができたと思っています。
勉強前の準備や計画の立て方などについては、こちらに書いています。
勉強方法を変える
権威ある偉い学者が推奨するような(科学的根拠のある)、どんなに素晴らしい(多くの人が絶賛している)勉強方法であっても、それが全ての人にとって合うとは限りません。
私も経験がありますが、自分に合っていない勉強方法で勉強をしていても、なかなか成果が出なかったり、そもそも、勉強が続かなくて途中でやめてしまう場合がありました。
その理由は色々ありますが、なんとなく、誰かに言われて勉強をやらされている(誰かが敷いたレールに沿ってただ歩いている)ような感覚になったり、
「楽しい・面白い」と思えなくて、モチベーションが続かなかったりした(勉強そのものに対して興味関心が持てなくなったりした)ことを覚えています。
なので、勉強において大切なことは、誰かが良いという方法をそのまま鵜呑みにして真似るのではなく、
(色々な人の勉強方法や助言も参考にしつつ)、自分に合った勉強方法を見つけて、その方法で学ぶことだと思っています。
既述したように、私自身、自分に合った方法を見つける過程で、何度も試行錯誤・模索して、
うまくいかない(勉強が続かない・楽しいと思えない)時には、別の方法を試してみるなど、自分の状況に応じて、その都度計画を変更することが多くあります。
いずれにせよ、計画をしっかりと立てて、常に勉強の見通しを持つこと(現在地〜目的地までの距離・進度を把握する、一日や月毎のノルマを明確にして一つ一つ確実にこなしていくことなど)、
そして、うまくいかなければ、思い切って計画を立て直し(勉強方法を変えるなど)、その都度改善していく(自分に合う方法を確立していく)ことが大切です。
勉強量・勉強時間を増やす
こちらでも書きましたが、結果を出す人の特徴・共通点の一つとして、「勉強量・勉強時間が多い」ということがあると思っています。
量と質のバランスを意識しつつ、最初は量をこなし(基礎を固めて)、徐々に質も高めていく(質の良い勉強を、大量にこなして応用力をつけていく)ことで、必ず成果に結びつく確かな学びになると考えます。
基礎を固める→応用力をつける
基礎力なくして、(結果に結びつく)応用力は絶対に身につきません。
頑張っているのに成果がなかなか出ないという人に多いのが、基礎ができていないのに、応用問題(過去問など)にばかり取り組んでいるということです。
面倒で時間がかかる上に、実践的ではなくつまらないことも多いので、(基礎的な学びを)疎かにしがちですが、
英語に限らず、勉強する上で大切なのは、しっかりと土台(基礎)を固めること、そして、その上で、(試験本番などでも対応できる)応用力をつけることです。
英検1級の3つの基礎力に関しては、こちらに書いています。
7、自分に集中する
「他人に流されるな、自分を見ろ。」
「時に他人のアドバイスに耳を傾けることは重要である。
しかし、何時間も何日間も、下手したら何年も他人の人生ばかりウォッチしていては、自分からは何も生み出せない。」
堀江貴文「英語の多動力」より
勉強がうまくいかない・はかどらないという人に多いのが、自分に集中できていないということです。
例えば、多くの時間をスマホやSNSなど(他人)を見ることに費やしている人、
さらに、それ(スマホやSNS)を見ている時間が、自分の勉強時間よりも多い人、
そして、他人の動向が気になって、自分の勉強に集中できていない人など。
こちらでも書きましたが、このような状態になってしまうと、
勉強することが目的・優先順位が高い場合、本末転倒であり、結果として悪循環に陥ってしまう(自分の勉強がはかどらない・結果を出せない・挫折するなど、自分にとって悪影響を与える)ことがあります。
雑念をなくす
勉強がうまくいかない原因が、上記のような「雑念」にある場合、可能な限り、その雑念をなくすべく対処をすることをお勧めします。
例えば、(SNSやスマホなど)自分の集中を妨げるものから離れてみる(自分で期間を決めて距離を置く)など。
情報を選択&制限する
情報があふれる現代のネット社会において、自分にとって、必要な情報を自分で取捨選択する力、そして、
本当に必要な情報や、情報の真偽を見極める力などを養うことがますます必要とされます。
その上で、(自分の集中を妨げる•悪影響を与える情報などは)あえて見ない・制限するという選択も、時には必要だと私は思っています。
あえて見ない・距離を置く
勉強に限らず、スポーツ競技や仕事など、自分に集中することが必要となる、人生のあらゆる場面においても当てはまる場合があると思います。
例えば、フィギュアスケート選手は、自分(自分の演技)に集中するために、自分の競技前には、他の選手の演技をあえて見ないようにする人も多いです。
私も、勉強に限らず、自分に集中すべき時(自分にとって大事な時期など)には、
集中を妨げるものからは(自分で期間を決めて)離れたり、利用するコンテンツや取り入れる情報を自分で取捨選択・制限したりしています。
雑念をなくし、周りに流されないこと、そして、優先順位を明確にして「自分に集中する」(自分がやるべきことに集中する)ことが、勉強に限らず、成果・結果を出す上で不可欠だと考えます。
スマホ・SNSとの上手な付き合い方については、こちらに書いています。
8、他人と比べない
こちらでも書いたように、(勉強がうまくいかない時にしがちですが)現在の自分と他人を比べないことが大切だと考えます。
(仮に同じ短期目標を持っている場合であっても)長い目で見た場合、自分が登っている山と他人が登っている山(今までに歩いてきた道のり、そのさらに先の目的地や将来の方向性など)は、基本的にそれぞれ異なるからです。
なので、自分が目指す目的地(自分が登る山とその山の頂上)さえ明確であれば、他人を意識したり、比べたり競争したりする必要もないと、個人的には思っています。
他人と競争すべきか?
他人と競争することで、モチベーションを上げていくタイプの人もいれば、そうではない人もいるので、
一概にどちらが良いとは言い切れませんが、人それぞれ自分に合った学び方・進み方でいい(人それぞれ色々なやり方があっていい)と思います。
いずれにせよ、(後述しますが)考え方・捉え方次第で、自分の行動や心をコントロールすることはできます。
自分の勉強がうまくいっていない時や思うような結果が出ない時に、うまくいっている人や結果を出している人の姿は、とても輝いて見え刺激になる反面、
人によっては、プレッシャーや焦りを感じたり、時に(他人と比べて)劣等感を感じたりしてしまう(自信をなくしてしまう)人もいます。
そういう人は、他人を意識し過ぎると、心身ともに疲れてしまったり、ストレスになる(自分に悪影響を与える)こともあると思います。
そんな時には、考え方・捉え方を変える(他人と競うのをやめる、他人ではなく自分に意識を向ける)ことで、状況が好転することもあると考えます。
一方で、私自身経験がありますが、頑張っている人や、結果を出している人を見て、良い刺激や勇気をもらったり、自分も頑張ろうと思えることも勿論あると思います。
特に、受験や試合などのように、(短期間でも)同じ山を登っている場合、時に他人(同じ目標を持つ仲間やメンバー、ライバルなど)と競争したり、
お互いに意識したり刺激し合ったりして、一緒に一つの目標に向かって切磋琢磨するのも、効果的だと考えます。
自分のタイプ・状況・目的などに応じて、(他人と競争するかどうか)使い分けるのも、一つの方法である(人それぞれ)だと思います。
9、気持ちを切り替える・リセットする
気持ちの切り替え方
勉強がうまくいかない時などに、人は、どうしても気持ちがネガティブになってしまう傾向があると思います。
が、既述したように、捉え方・考え方次第で、自分の心や行動はコントロールすることができます。
私の場合、自分にとってマイナスなこと・ネガティブな感情は全て、より大きなプラスのエネルギー・ポジティブな感情(向上心)に変えるように心がけています。
「今よりももっと上にいきたい。」
常にそう思う(向上心を持つ)ことで、勉強を通して、人生を良い方向に変えることができていると思っています。
過去に大きな挫折を経験し、人生で最も点(モチベーションなど)の位置が下がった時期がありましたが、また立て直し、
以来ずっと高いモチベーションを維持しながら勉強を続けることができているのは、まず根本的に自分自身(考え方・やり方・方向性など)を変えたことが大きいと考えています。
ピンチでなくチャンス
今振り返ると、その逆境は、ピンチ(終わり)ではなく、現在(未来)の自分の成長のためのチャンスだった(全て繋がっている)と心から思えます。
「高く飛ぶためには思いっきり低くかがむ必要があるのです。」
(山中伸弥)
失敗や挫折も、人生における一つの点に過ぎず、自分次第で、その点の(未来の)位置は変えていくことができます。
いつか、その点と点が(夢に繋がる形で)一本の線に繋がるように、これからも前向きに頑張りたいと思っています。
ネガティブな感情をコントロールする
ネガティブな感情自体は、人間として自然なものなので、(自分の成長のためと捉えて)大事にもしています。
大切なのは、その感情を(ネガティブなままで終わらないように)自分の中でどう処理するかだと考えます。
私は、以下のように考える・捉えることで、自分の心をコントロールすることができました。
心を正す・捉え方を変える
②自分の頂上だけを見る(自分にとって大きな夢・高い目標を目指し続ける)
③自分のペースで進む(誰とも競争しない)
④物事を前向きに捉える(プラスのエネルギーに変える)
⑤自分の軸・信念・思想・意思を持つ
→点と点が(夢に)繋がることをイメージする、など。
全て自分次第
(勉強がうまくいかない・結果が出ないなど)ネガティブな状況にある場合に、そのままネガティブに捉えると、思考や行動は、どんどんネガティブになっていきます。
表情は暗くなり、毎日の勉強が段々辛くなっていきます(やめてしまう人もいます)。
でもその一方で、ネガティブな状況でも、(上記のような「対処法」を踏まえて)ポジティブに捉える(楽観的に考える、より大きな向上心・プラスのエネルギーに変える)ことによって、思考も行動もどんどんアクティブ&ポジティブになっていきます。
そうなると、勉強に向かう姿勢や気持ちも前向きになり、希望を持って勉強を続けることができるようになります。
人それぞれタイプは異なると思いますが、モチベーションを上げるも下げるも(結果として、勉強がうまくいくかどうか・成果を出せるかどうかも)結局は自分次第(考え方・捉え方・やり方次第)だと思っています。
まとめ
1、モチベーションを上げる
2、成果曲線・Jカーブ効果をイメージする
3、点と点が繋がることをイメージする
4、目に見える結果や点数にこだわり過ぎない
5、復習をする
6、計画を立て直す
7、自分に集中する
8、他人と比べない
9、気持ちを切り替える・リセットする
以上、勉強がうまくいかない&結果が出ない時の対処法として、9つ紹介しました。
他にも色々あると思いますが、いずれにせよ、こうした「対処法」を踏まえて、成果(実力)が目に見える形で表れるまで、勉強を継続することが最も大切だと思っています。
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福沢諭吉「学問のすすめ」 『なぜ勉強をすることが大切なのか』 人によって、色々な答え(人生や価値観など)があると思いますが、学問の大…
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一度きりの自分の人生。どうせ同じ時間を過ごすなら、ネガティブでマイナスな気持ちで過ごすよりも、自分をしっかりと持ってポジティブでプラスな気持…