※当サイトでは、商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。

© SELMA All rights reserved.

文章&書く力を鍛える方法7選【論文・レポート・英作文・ブログ・SNSなど】

ブログやSNSなどを通して、個人が自由に発信できる機会も増えたので、「文章力を身につけたい」と思っている人は多いと思います。私自身も、英語であれ日本語であれ、「書く力」を鍛えたいと常々思っていて、毎日必ず、何かしら文章を書いています。

「日本語で書く力」と「英語で書く力」は、それぞれ別の能力が必要(英語で書く場合、英語力も必要)ですが、いずれにせよ、文章を書く上で土台となる基礎力や、その力をつける方法は、根本的には同じだと考えます。

私の場合、まず「日本語で書く力」(思考力・知識力・読書力・表現力など)を鍛えることが、そのまま(英語力も伸ばすことで)「英語で書く力」にもつながったと思っています。

個人的に、書く力・文章力(基礎力〜応用力)を鍛える上で役立った方法を7つ紹介します。

1.「文章術」に関する書籍を読む(おすすめの良書4選)

「文章術」についての書籍は数多くありますが、中でも、文章力を身につけたい・磨きたい人にとって、とても役立つおすすめの本を4冊紹介します。

①「原稿用紙10枚を書く力」(斎藤孝)


原稿用紙10枚を書く力 (だいわ文庫)

斎藤孝先生の著書は、どれもこれも目から鱗でした。

「書くこと」、「考えること」、そして、教師など教育に携わる方にとっては、「教えること」に対するモチベーションも上がると思います。

「私は、書くことにおいては、原稿用紙十枚という長さを書けるかどうかが分岐点だと思っている。

そして、原稿用紙十枚を怖がらない人を『文章が書ける人』と定義している。」

(斎藤孝「原稿用紙10枚を書く力」より)

勿論、要点を押さえて短く、あるいは、簡潔に文章を書く力も大切だと思いますが、本書は、特に(レポートや論文などのような)「長い文章を書けるようになること」を目的として書かれています。

原稿用紙10枚以上の長大な文章を書く上での意義・考え方・ポイント・トレーニング方法などをとても興味深く学ぶことができました。

②「頭がいいとは文脈力である」(斎藤孝)


「頭がいい」とは、文脈力である。

同じく斎藤孝先生の著書です。「頭がいい」という言葉に対する定義は曖昧なもので、一般的には「勉強ができること」だという意味で捉えられがちですが、本書では、こうしたイメージを払拭し、本当に「頭の良い人」とはどのような人なのかを、多角的に捉え直し、とてもわかりやすく定義づけされています。

「頭の良さ」の定義は、人によって様々で、広く多くの面から捉えることができると思いますが、少なくとも、頭の良い人は、難しいことでも誰にでもわかるようなわかりやすい言葉に言い換えて説明できる人だと、斎藤先生の著書を読む度に思います。

③「読みたいことを、書けばいい。人生が変わるシンプルな文章術」(田中泰延)


読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術

何のために、誰にむけて、どのようにして、なぜ文章を書くのか、とても読みやすい文体(文字が少なめで無駄がない)で、なおかつ、著者の人柄が伝わるとてもユニークな語り口調で、文章を書く上で大切な考え方を学ぶことができます。

「文書」と「文章」の違いや、「随筆」の意味など、基礎的ですが意外と知られていないようなことまで、わかりやすく書かれています。

「書いた文章を読んで喜ぶのは、まず自分自身であるというのがこの本の主旨だ。

満足かどうか、楽しいかどうかは自分が決めればいい。しかし、評価は他人が決める。

他人がどう思うかは、あなたが決められることではない。」

「自分のために、書けばいい。読みたいことを、書けばいい。」

(田中泰延「読みたいことを、書けばいい。人生が変わるシンプルな文章術」より)

面白いかどうかなどの評価をするのは他人(読者)であるけれど、(人それぞれ色々な価値観や視点、目的などを持っているので)自分ではコントロールできません。だからこそ、(他人の評価や反応は気にせず)「自分が読みたいと思えることを書けばいい」という言葉が、シンプルですがとても心に響きました。

また、書く上で最も大切なこと、つまり、(読んでくれる人・相手への)敬意を忘れてはいけないということ(書き手が大切にしなければいけない姿勢や誠意など)も伝わり、著者の「書くこと」への愛情が随所に感じられる良書だと思いました。

④「『伝える力』と『地頭力』がいっきに高まる東大作文」(西岡壱誠)


「伝える力」と「地頭力」がいっきに高まる 東大作文

「(読書と同様に)『自分が一方的に書くのをやめて、相手も能動的になれるような、双方向的な文章を書く』ことで、伝わる文章を書くことができ、また地頭も鍛えることができるようになるのです。

相手に伝わらない作文というのは、相手のことを考えない『一方向的』な文章です。逆に、相手に自分の意図が伝わる作文というのは、『双方向的(インタラクティブ)』という魔法がかかっています。」

(西岡壱誠「『伝える力』と『地頭力』がいっきに高まる東大作文」より)

「相手に伝わりやすい(共感されやすい・双方向的な)文章を書く」と同時に、「地頭力を鍛える」ために必要なこと、つまり、5つの能力(要約力、論理的思考力、客観的思考力、コミュニケーション能力、批判的思考力)を磨くノウハウを、読者にとってわかりやすい文章でシェアしてくれています。

2.「文脈力」を鍛える

上で紹介した②の本(「斎藤孝「頭がいいとは文脈力である」)において、書く力を鍛える上で大切な「文脈力」という言葉に出会い、色々な意味で、人間としてとても大事な力だと思いました。

文脈力の四つのポイント
(1)事柄の意味をつかまえ、文脈を押さえられること。
(2)相手の文脈や、場の文脈に乗れること。
(3)自分の文脈をきちんと伝えられること。
(4)文脈をそれても、もとに戻れること。
(斎藤孝『「頭がいい」とは文脈力である』より)

この本を読んでいて、文章力(文脈力)に感銘を受けると同時に、著者の頭のよさを感じました。

頭がいいとは文脈力」という、タイトルの意味を、この本を読みながら納得させられたからです。

私たちは、博識な人を「すごい」とは思っても、
「頭がいい」とは言いたくないところがあります。
知識が多い。物知りである。それはすばらしいけれども、
「だからどうだっていうんだ?」というような思いがある。
インターネットの世界みたいなもので、知識を引き出せて
それを再生できたからといって頭がいいことではないだろうと考える。
それは、知識がバラバラだからです。意味というのは、
繋がりを持って引きずりだされてくるところが面白い。
知識が脈絡を持ってこそ、頭のよさと評価したくなるわけです。
(斎藤孝『「頭がいい」とは文脈力である』より)

少なくとも、この本に書かれている「頭のよい人」とは、単に勉強ができるとか知識が多い人ではなく、

文脈を読み、文脈を操り、文脈に乗る力など、あらゆる面で、文脈力のある人です。

文章においては、脈絡のないバラバラな知識や言葉を、「自分の文脈の中で」つなげて、「自分の文脈で」わかりやすく表現・説明できる人であり、

そこ(文脈力・知識のつながりや関連性)に頭のよさを感じるということに共感しました。

また、本書で著者が述べているように、このことは、文章や勉強などに限らず人と人との関係における文脈力(読み手や聞き手・相手の気持ちや周りの空気を読み、相手や場の文脈に乗る力)においても同じだと痛感しました。

思いやりや、他人の気持ちを理解すること、相手を尊重すること、相手の立場になって考えたり配慮したり、周りの空気を読んで行動したりすることなど、日常生活のあらゆる場面において、文脈力のある人に、人としての頭のよさを感じるからです。

私も文章に限らず、色々な面における文脈力を鍛えたいと思いました。

3. 書くことを前提に読書力・知識力をつける

「いきなり文章を書き始める前に、書くことを前提にした読書が必要だ。」

「書く力と読む力は、当然リンクする。本をまったく読まずにおもしろい文章を書く人はまずいない。

実際に、書く力のある人は、膨大な量の本を読んでいる。」

(斎藤孝「原稿用紙10枚を書く力」より)

私は、特に、(大学の課題で多いのですが)ある本を読んで「自分でテーマ(問題)を決めて、それについてなんでも自由に書け!」と言われたら、それが英語であれ日本語であれワクワクします。

予め指定された本を読んで、それについて書くことも好きですが、題材となる本(文学作品など)を自分で自由に選べる場合は特に嬉しくて書く前からワクワクします。

その場合、(書くことを前提にしているので)本を読む以前に、どの本を題材にするのかを考えながら、本を選ぶこと自体が楽しくなるのもワクワクする理由の一つだと思います。

私の場合、海外文学(特にイギリスやスペインの文学作品)が好きなのでよく読んでいますが、書くことを前提にして読むのと、そうでない場合の違い(読み込みの深さ)は歴然としています。

その作品の本質を理解し、深く読み込むことができる場合は、明らかに、その本についてアウトプットする(書く・話す)ことを前提としている場合でした。

なので、文学に限らず、何か面白い本を読んだら、それについて思ったことや感想など何でもいいので文章にして書いてみることをおすすめします。

このような読み方を続けることで、読書力や知識力が身につくと同時に、書く力も身に付くと考えるからです。

また、書籍や文学作品などを読んで、内容を分析する上での着眼点(目の付けどころ)も磨くことができると個人的には思っています。

ちなみに、このブログでも、「学問・教養」カテゴリーにて、自分なりに分析した作品をいくつか紹介しています(大体2000〜20000字/論文調で書いていますが、いずれも公的な論文ではありません)。

私は、この「読書」→「書く」(思考&分析)という過程で、かなり「書く力」が鍛えられました。

4.量をこなす

「量をこなすことは、どんなことでも上達の条件である。書く力についても、そこは通じる。」

「とにかく量を書いて、そこから構成し直し、量を縮めて、人に読んでもらうことができるレベルに持っていくことが必要であり、それが次の段階の訓練である。

その上で、今度は質(内容)を充実させていけばいいのである。」

(斎藤孝「原稿用紙10枚を書く力」より)

私は、(ノートやメモ、手紙、ブログ、メール、インスタなどSNS、作文、読書感想文、小論文、自由英作文、大学のレポートや論文など)パソコンであれ紙であれ、何であれ「文章を書くこと」が好きです。

文章を読むことも好きですが、どちらかといえば、書くほうが好きです。

時間さえあれば、(特に、自分の専門分野や興味のあることなら)原稿用紙何十枚でも何百枚でも、どれだけでも書けると思います。それくらい大好きです。

ポイントだけをおさえて簡潔にまとめることもありますが、普段は(レポートや論文など)長い文章を書くことが多いです。

ちなみに、このブログの記事に関しては、テーマによりけりですが、文字数が少ないもので1500〜2000文字、多いもので5000〜20000字くらいです。

ブログであっても、長ければいいということはないと思うので、良く言われているように、だいたい2000〜10000字くらいを目安にして書くようにしています。

(インスタの場合、文字数に制限があるため、毎回、書いては削るという作業を繰り返していました)。

勿論、最初から文章を書くことが好きだったわけではなく、むしろ、昔は嫌い(苦手)でした。好きになっていった(レポートや論文などの比較的長い文章を書くことが苦ではなくなった)のは、毎日膨大な量の文章を書いている(書く必要がある)からだと思います。

勉強や文章に限らず、何事においても、量をこなす(徐々に質も高めていく)ことは確かに大切であり、上達する上での近道だと私も思っています。

5.書くテーマ(問い)を明確にする

斎藤孝先生は、文脈がそれない一貫した文章を書く上で(話す上でも)、「発問力」(適切な問いを立てること)が大切だと言っています。

「話すことでも、あるいは書くことでも、問いをはさむ習慣をつけると文脈を見失わずに済みます。

書くときは、二つ、三つ問いが立てられると、それに答える形で展開していけばいいでしょう。

逆に問いが全くないまま論述してしまうと、つまらないものになりやすいといえます。」

(斎藤孝「頭がいいとは文脈力である」より)

私も、レポートや論文に限らず、ブログ(本や映画のレビューなど)を書く上でも、自分でいくつか「問題設定」をしたり、文中で問いをはさむようにしています。こうすることで、テーマを明確にして(論旨を一貫させて)、文脈を見失わずに文章を書くことができるからです。

6.書きながら「考える力」をつける

原稿用紙十枚という分岐点を超えたら、
後は二十枚も三十枚も同じことだ。
そんなに大きな差はない。そして、
十枚の壁を突き破った後に見える風景がある。
突き破った人にしかわからない爽快感がある。
「書く力」を身につけることで、読書力がつくだけではなく、
これからの社会でもっとも必要とされる
「考える力」をつけることができる。
「書く力」をつけることは考える訓練になる。
(斎藤孝「原稿用紙10枚を書く力」)

私も、「書くこと」は「考えること」だと考えているので、どんなにくだらない内容でも、「書く」場合はいつも深く考えます。

そして、書く前に考えるよりも、書きながら考えるようにしています。そうすることで、脳が活性化され、思考力も鍛えられると感じるからです。

難解な文献(研究書、史料や資料など)や文学作品などでも、ただ読んでいるだけでは見えなかったこと(作品の本質など)が、書きながら深く考察する中で見えてくることもあります。

複雑な思考回路を、一つひとつ地道に文章化していく過程で、作品の本質を捉えていく(結論へ導く)ことができるからです。

とにかく、「書く力」は、生きていく上で絶対に必要だと思っています。自分で「考える力」や「表現する力」や「理解する力」「話す・聴く・読む力」などにも繋がるからです。

英語の勉強においても、書く力は、読む・話す・聞く力の土台にもなると個人的には思っています。


7.書く力の土台を固める→自分の言葉で表現する

頭のよさの四つの段階
(1)再生(丸暗記):覚えたことをそのまま繰り返す。
(2)再構築:覚えたことを自分の言葉でまとめる。
(3)アイデア:知識をつなげて、新しい意味や提案を生み出す。
(4)型:漢字や九九、組織のように時代を超えて人が使える「型」を作り出す。
(斎藤孝「頭がいいとは文脈力である」より)

英語学習においても、関連する文章を読んだり、モデル文を筆写する(そのまま書き写す)ことや、それらを丸暗記をする(覚えたことをそのまま再生する)ことも大切だと考えています(上記の「頭のよさの四つの段階」で言えば(1)に当てはまります)。

(1)は、その後の段階(2)〜(4)に進む上で、土台となる知識を「頭に入れる」という意味でも重要であり、

次の(2)の段階にあたる、自分の考えや意見を「自分の言葉でまとめる=再構築する」(アウトプットする)上でも、あるテーマに関する先人の知見や求められている基準などを把握しておくこと(インプット)は欠かせないものだと考えるからです。

自分の経験上、英作文などのモデル文を筆写したり、暗記してそのまま再生する(話す・書く)ことができるようになれば、それらを再構築する(使えるようになった語彙や表現を自分の文脈の中で繋げたり、自分の言葉で言い換えたり、関連するテーマにも結び付けて、即興で自由に使う)ことができるようになります。

そして、さらに(3)の段階となる力(自分独自のオリジナルな考えや新しいアイデアなどを生み出す力)や(4)の自分の「型」を作り出す力は、(1)や(2)で培った力(知識や文脈力など)を土台としてはじめて、ようやく身につくものだと考えます。

英語学習(資格試験など)の場合、個人的には、(4)のような力までは必要ないと思いますが、(3)の段階くらいを目標として、能動的に学びたいと思っています。

「単に記憶してそのまま再生するだけではなくて、自分の頭を通して再構築して、自分自身の言葉として話したり書いたりするような勉強をもっと重視すべきだと考えます。

それが意味をつかまえる力を培い、ひいては意味を生み出す力に発展していく。勉強というのは、本来、そういう力を開拓していくことなのです。」

(斎藤孝「頭がいいとは文脈力である」より)

まとめ

1、「文章術」に関する良書を読む(おすすめの良書4選)
「原稿用紙10枚を書く力」(斎藤孝)
「頭がいいとは文脈力である」(斎藤孝)
「読みたいことを、書けばいい。人生が変わるシンプルな文章術」(田中泰延)
「『伝える力』と『地頭力』がいっきに高まる東大作文」(西岡壱誠)
2、「文脈力」を鍛える
3、書くことを前提に読書力・知識力をつける
4、量をこなす
5、書くテーマ(問い)を明確にする
6、書きながら「考える力」を身につける
7、書く力の土台を固める→自分の言葉で表現する

以上、文章力を鍛える上で、役立った方法を7つまとめました。
(勿論、人それぞれの考え方ややり方があるので、万人に当てはまるものではありません。)

「頭の良さ」の定義は、人により異なると思いますが、個人的には、「書く力」もその一つだと思っています。
考える力、文脈力、表現力、分析力、想像力、読解力、話す力など、あらゆる知力につながる(土台だ)と考えるからです。

私の場合、書くことは、自己を表現する一つの手段でもあり、書くことで頭の中や気持ちが整理でき、実際に行動に移すこともできるので、
(自分にとっては、不可欠なので)これからも、英語であれ日本語であれ、書く力を伸ばしたいと考えています。

そして、自分が書いたことが、一人でも誰かのためにもなれば、といつも思っています。

関連記事

【英検1級の基礎力】背景知識を身につける方法6選〜英文の背景を学ぶ12のメリットとは?

英検1級の「3つの基礎力」とは? 英検1級に挑戦する上で、個人的に必要不可欠だと思う(1級の)「基礎力」は、以下の3つです。 1、あ…

【最高の勉強部屋】シンプルな部屋?好きなものに囲まれた部屋?「集中できる & 勉強したくなる学習環境の8つの条件」と「勉強や独学におすすめのYouTube9選」

家で集中して勉強できない最大の理由とその対処法 「家で一人だと勉強に集中できない。」 「そもそもやる気がない。」 「始めても継…

スランプ&勉強に行き詰まった時の対処法6選

何か大きな夢や目標があって、毎日勉強を頑張っていても、行き詰まったりスランプに陥ったりすることは誰でもあると思います。 そんな時に大切…

【英語教師の英語力】英語教師に英検1級は必要か?

英語教師の英語力 英検1級の勉強を始めたきっかけ 私が英語の勉強をやり直したきっかけは色々ありますが、その一つは、「英語教師の英語力」に…

【歴代の英単語勉強法9選】書く派?書かない派?暗記の9つのコツ〜初級から英検1級レベルまで〜

【歴代】英単語の効果的な覚え方9選 人それぞれ、目指しているレベルに応じて、色々な英単語の覚え方(暗記方法)があると思いますが、「英単語の…

賢王アルフォンソ10世「聖母マリア頌歌集」考察―カンティーガに見る聖母マリアイメージ

カンティーガ(Cantiga)とは、中世のイベリア半島における単旋律の歌曲(頌歌)である。ヨーロッパに広がる聖母マリアにまつわる伝説を基にし…

【付箋ノート勉強法】6種類の英語付箋ノート&おすすめ付箋7選〜カラフルな色で楽しむ英語の学び方〜

「付箋ノート勉強法」で英検1級合格 勉強において大切なのは、能力や才能のあるなしではなく、 「楽しい・面白い・興味深い」などと思えるよう…

【英語学習の心得9選】映画「マダム・イン・ニューヨーク」に学ぶ真の国際人が持つ7つの資質

英語学習の心得として、個人的に大切にしていることがいくつかあります。 その上で、刺激になり、英語学習へのモチベーションにもなった大好きな映…

フェルナンド・デ・ロハス「ラ・セレスティーナ」の悲喜劇

『カルメン』のカルメンといい、『女王フアナ』のフアナといい、『マルティナは海』のマルティナといい、映画や文学におけるスペイン女性の描かれ方は…

19世紀イギリスの社会と学校教育―民衆教育遅滞の原因に関する考察【大英帝国の栄光の礎と影】

I. 近代化過程におけるイギリスの教育 イギリスは世界でいち早く市民革命、産業革命を経験し、近代化を進めた。しかし、その一方では、教育の近…

【英検1級の価値5選】合格して得た「本当に価値あるもの」〜勉強と学びの違いとは?

【本音】私が「英検1級」にこだわった6つの理由 英語の資格(特に英検やTOEICなどの勉強)は無意味だ。 と言われることがあります。 …

【頭が良い人の言動とは?】「英単語は書いて覚える?読んで覚える?」、「英検・TOEICは不要?」や「〇〇は無駄/無意味」という議論に思う”知性と教養”

勉強や勉強法等に関して、ネット上では 「資格試験(特に英検やTOEIC)は無意味」 「ノートを作る/書くのは無駄」 「英単語帳…

【英語学習おすすめ映画50選】歴代の英語視聴覚教材をまとめて紹介

【厳選】歴代の英語視聴覚教材50選 映画(海外ドラマ、アニメ、ドキュメンタリーなど含む)は、楽しく英語を学ぶことができる「視聴覚教材」だと…

【英検1級おすすめ教材18選】使ったテキストだけ紹介

英語関係のテキスト教材はいくつも所有していますが、その中から英検1級の勉強(英語4技能、語彙、背景知識など)で「使ったものだけ」を厳選して1…

【英語学習の基本】自分に合った勉強法を見つける3つのポイント&苦しい勉強を楽しくする方法

他人にとって遠回りでも、自分にとっては近道なこともある 「遠回りをすること」は、悪いことのように言われることがありますが、 人それぞ…

独学でいきなり英検1級に挑戦することは無謀か?

「英検」自体が初受検でいきなり英検1級挑戦は無謀か? 独学(それまでとは全く異なる独自の方法・考え方)で英語の学び直しを始めた上に、 私…

「ヌマンシアの包囲」考察〜セルバンテスの視点から見るヌマンシア戦争の意味

「ドン・キ・ホーテ」でも有名な、劇作家セルバンテスの「ヌマンシアの包囲」は、紀元前2世紀に、古代イベリア半島の小さな都市ヌマンシア市民が、大…

【学問•勉強編】2021年の抱負「学業専念」

あけましておめでとうございます。謹んで新年のお慶びを申し上げます。 2021年が、皆様にとって健康で実りの多い、素晴らしい一年…

文学に見るエル・シドと『他者』との関係-作者の視点から見る主従関係のあり方

Ⅰ、はじめに 1043年、ブルゴスに生まれた武将エル・シド(本名はロドリーゴ・ディアス・デ・ビバール)は、スペインにおけるレコンキスタ…

勉強がうまくいかない&結果が出ない時の対処法9選【英語の勉強や資格試験との向き合い方】

どんなに真面目に頑張って勉強を続けていても、思ったように結果が出なかったり、勉強がうまくいかずに悩んだり落ち込んだりすることは、誰にでもある…

「ルカノール伯爵」と「よき愛の書」比較論ー二つの作品の中世的面白さ

フアン・ルイス「よき愛の書」を読み、さらにその後に、ドン・フアン・マヌエル「ルカノール伯爵」を読むことで、前者を読んだ時点では見えな…

「スペイン幻想小説」に見る幻想2選ーロマン主義の思想、特徴とその魅力

ロマン主義時代の二つの作品、ホセ・デ・エスプロンセダの「義足」と、フアン・バレラの「人形」における幻想を分析していく過程で、カルデロン以降の…

【英語学習の手順&計画の立て方】勉強前にやるべき6つの準備〜ノートの復習方法とオリジナル計画表も紹介

いきなり勉強しない いざ、英語の勉強を始めようと思っても、「何から始めたら良いのか分からない」と悩む人は、少なからずいると思います。 …

【英語学習の疑問】ノート作りは無駄?書いて「学ぶ」9つのメリット&4つの注意点

「正解のない問い」に対する自分なりの答えを持つ 英語学習、特にノート作りや書いて学ぶことに関しては、賛否両論がありますが、勉強方法に関して…

【日本の英語教育は無駄?英語の資格試験は無意味?】英語教育&英語学習の誤解9選〜意外と知られていない英語教育界の常識〜

日本の英語教育は昔から変わっていない??誤解されたまま批判され続ける学校英語 「使える英語力」として、特に話す力の重要性が強まる中で、個人…

19世紀イギリスの社会と女性〜ハーディ「ダーバヴィル家のテス」に見るヴィクトリア朝時代の光と影

原作は、ヴィクトリア朝時代(後期)の文豪であるトーマス・ハーディの名作「ダーバヴィル家のテス―純情な乙女」(Tess of the d'Ur…

「ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯」に学ぶピカレスク小説の特徴と面白さ

主人公ラサロは、トルメス川の岸辺にある水車小屋で水車番をし、粉をひくのを生業とする父トメ・ゴンサーレスと母アントーナ・ペレスの息子と…

「わがシッドの歌」の面白さーレコンキスタの英雄シッドの魅力

「わがシッドの歌」("Cantar de mio Cid")を読み、シドをはじめ物語の登場人物や人間関係、そしてその外部に広がる歴史的背景に…

【大学受験〜英検1級】歴代おすすめ英単語帳11選!使った順番に紹介

今までに使った・使ってよかった歴代の英単語帳を、使った順番に紹介します。 【初級〜中級レベルの英単語】 主に大学受験用に使ってい…

効果的な世界史勉強法12選【英語学習で必要な知識・教養】ノートで紹介

世界史の必要性 私は、英語の学び直しと同時に、世界史の学び直しも始めたのですが、(英検1級の勉強をする中で)改めて痛感したことが、英語学習…

【英語学習必須アイテム】勉強に欠かせない歴代語学グッズ18選

自作の教材も含めて、今までの英語学習において、私にとって絶対に欠かせない語学グッズがたくさんあります。その中から厳選して、歴代のもの18個を…

勉強のモチベーションを保つ方法10選

勉強において最も大切な要素は、「モチベーション・やる気」であり、これがあるのとないのとでは、 (勉強をするかしないか・勉強を続けられる…

【日本でもできる】英語を話せるようになる秘訣と方法4選〜”一人英会話練習”の効果とやり方

留学前に日本でしていた英語学習 私は、ある程度日本で英語を身につけてからカナダに留学をしました。その上で(日本国内で英会話力を伸ばす上で)…

【言語派?言語×背景知識派?】知性と教養を深める英語×世界史勉強法&歴代の世界史学習必須アイテム7選―自作教材、ノート、iPad暗記法やChatGPT勉強法、歴史映画40選

言語オンリー?それとも背景知識もプラス? 語学学習にはさまざまなアプローチがあります。 言語そのもの(言葉の成り立ちや構造など)を集…

【映画や海外ドラマを使った英語勉強法】3つの学び方と気をつけるべき9つのポイント

リスニングの力を伸ばすために、もう何年も続けていることがあります。大好きな映画や海外ドラマを英語音声のみで理解するためのトレーニングです。あ…

【SNS中毒や他人が気になる人へ】「自分に集中する」ために大切な7つのこと

一度きりの自分の人生。どうせ同じ時間を過ごすなら、ネガティブでマイナスな気持ちで過ごすよりも、自分をしっかりと持ってポジティブでプラスな気持…

カルデロン・デ・ラ・バルカ「人生は夢」多角的考察

スペイン黄金世紀の劇作家カルデロンの劇「人生は夢」 ”La vida es sueño" の展開を分析していく過程で以下の問題について考えて…

フアン・ルイス「よき愛の書」に学ぶ司祭の教えー「狂った愛」に付随する8つの大罪と武器とは

フアン・ルイス「よき愛の書」Juan Ruiz"Libro de Buen Amor" (1330)は、聖職者である主人公イータの司…

【福沢諭吉に学ぶ】学問・勉強をすすめる理由8選ー勉強で身に付く13の武器とは

福沢諭吉「学問のすすめ」 『なぜ勉強をすることが大切なのか』 人によって、色々な答え(人生や価値観など)があると思いますが、学問の大…

【英検1級合格までの道のり】独学でできる英語の4技能勉強法〜差がつく二次試験合格のコツ6選〜

独学でいきなり英検1級に挑戦 英検1級の勉強(学び直し)の過程において、具体的に、どのように英語の4技能を勉強してきたのかをまとめます。 …

【世界の教育格差】メキシコの初等教育普及過程における苦難とその影響ー日本との比較から考察

メキシコにおける初等教育普及は、近代化を進める手段として1910年のメキシコ革命以来の課題であったが、実際、その歩みは日本などと比べて遅々と…

ティルソ・デ・モリーナ「セビーリャの色事師と石の招客」考察〜ドン・フアン文学の原点を辿る〜

最も大切なものである操を守り続ける超一流の美女たち(四人)。そして、その大切なものを奪って逃げる色事師(超一流のプレイボーイ・ぺテン師)ドン…

ページ上部へ戻る