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【英検1級の価値5選】合格して得た「本当に価値あるもの」〜勉強と学びの違いとは?
【本音】私が「英検1級」にこだわった6つの理由
英語の資格(特に英検やTOEICなどの勉強)は無意味だ。
と言われることがあります。
が、「英検1級は価値がある」と私は思っています。
「私にとって」、英検1級の勉強を通して学んだこと、得たことがあまりにも大きいからです(後述します)。
「価値があるかどうか」は自分が決める
「〇〇は価値がない」
と誰かが言ったとしても、私にとっては「価値がある」と思うことがあります。
逆もまた然りで、
「△△は価値がある」
と誰かが言ったとしても、私にとっては「価値がない」と思うこともあります。
価値観(個人の価値観)や考え方は人によって異なり、「価値があるかどうか」「何に価値を置くか」も人それぞれ千差万別だからです。
私は、世の中に存在するあらゆるものに対して、”価値があるかどうか”を決める上で大切なのは、他人ではなく『「自分にとって」価値があるかどうか」』だと思っています。
そして、夢であれ目標であれ、なんであれ、人は、それぞれの「自分の人生」において、他人がなんと言おうと「自分にとって、本当に価値がある(と考える)もの」を追い求め、それぞれのやり方で、それぞれの道に進むべく努力をしていけば良いのではないかと思っています。
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なので、英語を学ぶ目的や資格に対する考え方も(一人一人の価値観などに応じて)人それぞれであり、「正解」がない問いなので、その答えも人の数だけたくさんある(いずれも正解である)と考えます。
この記事では、以上のことを踏まえて、「英検1級の価値」について書きたいと思います。
・私が「英検1級」にこだわった6つの理由について
英語を学ぶ目的は、人それぞれで正解はないと思いますが、まず、私が「英検1級」にこだわった理由(本音)は、以下の6つありました。
1、過去の挫折へのリベンジ〜過去の自分との比較〜
こちら(「英検1級への挑戦と挫折」)にも書きましたが過去に一度、英検1級を志して勉強を始めたものの、難し過ぎてすぐに勉強を断念した経験がありました。
なので、本気で自分と向き合い、真剣に学び直し(過去の自分との差別化)をする上で、私にとって、英検1級が最適であると考えたからです。
2、「英語教師の英語力」に対する世間の批判を受けて
こちら(「英検1級の勉強を始めたきっかけ」)にも書きましたが、「英語教師の英語力」に関する報道をきっかけに、英語教師に対して、世間から批判がありました。
英検1級の勉強に本気で向き合おうと思った理由の一つもここにあり、英語教員への批判にとどまらず、ネット上での教師への罵詈雑言なども目にして、とてもショックを受けた(「悔しい」と強く思った)からです。
それまでの私は、英検1級も含めて英語の資格試験に関しては、何か(留学などの)目的がない限り、特に必要性を感じていませんでした。が、あの報道と世間からの批判をきっかけに、自分の中で(資格試験に対する)意識が変わり、「英検1級」への想いが一気に湧き上がりました。
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3、いじめやパワハラへの「最初の復讐」〜逆境を乗り越える手段として〜
こちら(「教員時代に最も耐え難かったこと」)に書きましたが、教員時代に(職場でのいじめやパワハラにより)心を病んでしまった時期がありました。
心の傷(負の感情・後遺症・トラウマなど)が深く、なかなか立ち直ることができずにいたのですが、そんな自分を変えたくて、(言葉は悪いかもしれませんが)「真っ当な形で」復讐をして見返す(自分自身が根本から立ち直る)べく、最初の復讐(立ち直るための手段・第一歩)として選んだのが「英検1級」でした。
最高の復讐は、自分自身が立ち直ること。
(大平光代「だからあなたも生き抜いて」より)
1、最高の復讐方法を見つける〜人生をやり直す〜
2、大きな夢を持つ
3、「なりたい自分」をイメージする〜別人になる〜
4、自分を変える
5、ネガティブな感情をコントロールする
6、自分の軸を持つ
7、自分のためにならないことをやめる(断捨離)
8、尊敬する師やメンターを持つ
9、ストレス発散方法を見つける
10、アウトプットできるツールを持つ(SNSとブログ)
11、逆境に打ち勝つ武器を身につける
12、「自分を生かす道」に進む
4、強い憧れ
単純に、「英検1級」という資格に対して憧れを持っていたことも、こだわった理由の一つでした。
英語を学ぶ(専門科目とする)上でも、一つの大きな壁のようなものだと個人的には、感じていたからです。
なので、どこか敷居の高い(特別な人だけが取得できる・雲の上のような)資格のようにも思っていました。
が、インスタで「勉強垢」を知り、英検1級を目指して勉強を頑張っているたくさんの人たちがいることを知り、とても大きな刺激を受けました。
インスタ(勉強垢)を見て
モチベーションが急激に高まり、英検1級の勉強(学び直し)を始めました(と同時に私もインスタの勉強垢を開設し、発信を始めました)。
その過程で、ずっと一緒に勉強を頑張ってきた勉強垢の方たちが、次々と1級に合格していく姿は、私にとって、大きな刺激になり勇気ももらえました。
5、自分自身(心)と向き合い変わるため〜夢に繋げる〜
英検1級の過去問をじっくりと見た時に、今(当時)の自分と向き合える題材として、(内容や難易度として)最適であると思いました。
良問が多く、難易度が高いことは勿論、扱っているテーマに関しても、知的好奇心が刺激される、とても興味深い内容ばかりだと感じたからです。
そして、どうせやるなら、今までとは異なった学び方(考え方・進み方)を試みて、(「英検1級」の勉強を通して)自分の心と向き合い、根本的に自分自身(生き方・未来・人生そのもの)も変えたい(夢に繋げたい)と考えました。
6、「自分に合った学び方」を模索&確立するため〜自分で道を作る〜
以上のように、色々なきっかけがあり、英検1級の必要性を(自分の中で)強く感じたこと、そして、英語力だけではなく、知識や教養も深めていく過程で、今後の学びに繋げるためにも「自分にとってベストな学び方」を見つけて確立させたい(誰かが敷いたレールの上を歩くのではなく、自分で「自分の道」を作っていきたい)と思ったことも挙げられます。
英検1級の5つの価値
上記の「こだわり」も踏まえて、少なくとも以下の5つの点で、英検1級には価値があると、個人的には考えます。
1、扱っている題材が良い
「英検1級」は、内容が難し過ぎて英語マニア向け。
1級の単語は、難易度がやたら高い(実生活で使わない)ものばかりで覚えても意味がない。
などとよく言われます。
一般的に、英検1級は、内容が高度で「実用的ではない」というイメージがあるように思います。
確かに内容は高度だと思いますが、「実用的ではない」という点に関しては、全く逆だと考えます。
1級で扱われているテーマは、多岐に渡りますが、いずれにおいても「マニアック」や「非実用的」なものではなく、根本的に、いずれも教養として(特に社会人として大人としては当然のものとして)知っておくべきことばかりだと感じたからです。
実際に、日本に限らず、国際的な大きな視野で、あらゆる分野における歴史や社会について、そして、今後の未来について考えるべき大切なものが多いです。
また、1級の勉強を通して学んだ語彙や背景知識なども、あらゆる(実生活の)場面で活かすことができていると感じることもよくあります。
例えば、大学の講義や論文などは勿論、友人や先生などとの会話の話題や、洋書・新聞・ニュース・映画・動画・ウェブサイト・ブログなどにおいても、1級で勉強した単語をよく見聞きすることがあります(むしろ1級の語彙では全然足りないとさえ思います)。
こちら(「英検1級の基礎力③あらゆる分野の知識・教養を身につけていること」)にも書きましたが、英検1級では、(科学・政治・経済・国際・医療・教育・歴史・環境・情報テクノロジー・メディア・文化など)あらゆる分野(テーマやトピック)に関する四技能(読める・聴ける・書ける・話せる力)が求められます。
私は、英検1級の勉強を通して、上述したような時事的・社会的な知識や教養を、満遍なく身につけること(専門的な深い知識というわけではなく、各分野において最低限必要な知識力を養うこと)ができると考えます。
私自身、そこから、さらに(関連する)色々なことに興味を持ち、読書などを通して、「自分の世界」や視野もより広げることができたと感じています。
私は、こうした知識は、日本であろうと海外であろうと、日本語や英語など言語に関係なく、誰にとっても必要なもの(教養)だと捉えています。
現代の国際化社会において、日本だけではなく世界中で問題・話題になっている重要テーマに関して、日本語であれ英語であれ、考える(読む・聴く・書く・話す)力を身につけることはとても大切で価値があると痛感しているからです。
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2、専門家が認める1級の魅力と価値
「英検1級ホルダーになること」は、多くの英語学習者にとっての目標や憧れであり、日本国内において、英検1級の評価が高いということは認識していました。
が、正直なところ、TOEFLやIELTSなどで高得点を取る方が(留学などをする上で)価値があると個人的には考えていました。
でも、合格してから、それまでは知らなかった英検1級の情報(魅力や価値など)を知り、改めて、1級に再挑戦したこと、そして、合格できたことに大きな達成感と喜びを感じました。
英検1級のメリット
英語や英検関係の書籍を多数出版されていて、英語学習者(特に英検1級を勉強している人)にとって、知らない人はいないであろうと思われるほどとても有名な植田一三先生(アクエアリーズ学長)は、以下のようにおっしゃっています。
高いステータスで非常に実利的な資格「英検1級」にチャレンジ!
多くの英語学習者にとって最大の目標である「英検1級」は、今でも依然非常に高く評価され「ステイタスシンボル」になっている英語資格です。
その英検1級のステイタスと威力は、次のような政府公認の資格検定試験にも通用する強大なものです。
通訳ガイド国家試験英文試験免除になるのは英検1級だけ!(国土交通省のお墨付き!)
教員採用試験英語試験免除になるのは英検1級だけ!(文科省のお墨付き!)
大学院入試で英検1級合格者は英語試験免除!
英語のプロへのパスポートとして最も評価を受けているのは英検1級!
さらに英検1級は、文科省が去年より最優先し始めた「論理的発信力」を、
1次試験のライティングテスト及び2次試験のスピーキングテストにおいて
非常に重視しており、文科省の重視する方向と合致しています。
英語をものにするなら、絶対に英検1級は突破しよう!
英検1級は、英語の発信力・受信力が数段UPし、
タイムや洋画も楽になる、最もバランスの取れた唯一の資格検定試験!
英検1級を突破すれば・・・
TOEIC 950点、TOEFL260点を楽に突破でき、資格三冠は楽勝!
通訳ガイド試験・高校教師採用試験の英語試験が免除!
GRE ・GMAT高得点がゲットでき、米英のトップスクール(大学院)入学は楽勝!
英語の表現力が数段UPし、洗練された英語が話せる[書ける]!
あらゆる一流企業への就職に絶対有利!
英語でのビジネス交渉、プレゼン、ディスカッションは楽勝!
通訳、翻訳のプロへの登竜門!
世界情勢を知り、視野が拡大し、インテリジェンスが数段UP!
自信を持って英語で国際交流ができ、世界平和に貢献できる。
(植田一三/「アクエアリーズ」ウェブサイトより)
英検1級の価値をまとめると、以下のようなものがあると思います。
・あらゆる知識や教養が身に付き、視野も広がる。
・他の難関試験(大学院の入試・通訳案内士・教員採用試験などの一部)が免除される。
・就職や採用の際に優遇される。
・英語の発信力・受信力が上がり、論理的発信力も鍛えられる
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3、持っている人が少ない〜希少性〜
英検1級の合格率はわずか10%前後だと言われ、以下のように比較的少ないので、希少価値があると考えます。
またそのステイタスの高さは、次の事実からも明白です。
英語教員の6%(関西では100人受けて6人合格)しかパスしない英検1級!
一流大企業勤務の0.3%しかパスしない英検1級!
合格者の平均がTOEIC950点を越える英検1級!
(植田一三/「アクエアリーズ」ウェブサイトより)
4、有効期限がない〜永続性〜
個人的には、「長く続く確実なもの」に価値を置いているので、英検の最大の魅力や価値は「有効期限がないこと」だと思っています。
次の目標であるケンブリッジ英検も同様ですが、一度合格すれば一生有効であるということはとても大きな魅力だと感じます。
でも、だからといって、勿論、慢心してはいけないと思っています。
「人間にとっての最大の敵は慢心することだ。」
(シェイクスピア)
『慢心』には、「驕り高ぶる」「思い上がる」「調子に乗る」「うぬぼれる」などの意味がありますが、「慢心しないこと」そして、「現状に満足しないこと」は、人がより向上していく上でとても大切なことだと思っています。
努力をして目標を達成し、自信を持つことは大切ですが、謙虚さを忘れて傲慢や尊大になったり、「ここまででいい」と自分で自分に制限をつけて(あぐらをかいて)しまうと、人はそれ以上成長できないと思うからです。
私にとって、勿論、「英検1級に合格すること」がゴールではないので(通過点であり、スタート地点でもあるので)、常に向上心を持って、より上を目指して、また新しい気持ちで努力を続ける姿勢を大切にしたいです。
5、「学び」を通して自己形成力が身に付く
これ(5つ目)は、あくまでも個人的な価値であり、「英検1級」に限らず、色々な勉強に関しても当てはまると思いますが、やり方(勉強方法)次第で、本質的な学びを深めつつ、内面から自己を形成していくことができると考えます。
例えば、英検1級であれば、私の場合、英語力だけではなく、知識や教養も深め、そして、勉強を通して、以下のように、「自己形成」もできたと思っています。
「英検1級の勉強」を通して変わったこと〜本当に価値あるもの〜
②「自分のやり方」(学び方)が確立できたこと
③「自分の生き方」(考え方・捉え方)が明確になったこと
④「自分の将来像」(なりたい自分)が明確になったこと
⑤「自分の道」に繋がったこと(新しい道が開けたこと)、など。
そして、個人的に、最も大きく、価値があったと思えることは、①〜⑤などの結果として、自分に自信がついたこと(失っていた心を取り戻すことができたこと)により、人生における大きな逆境を乗り越えることができたことだと思っています。
勉強と学びの違い
こちら(「勉強と学びの違い」)でも書きましたが、私の場合、誰かが良いと言う方法を、そのまま素直に実践するのではなく、(それらを参考にしつつも、自分で色々試行錯誤しながら)自分に合った勉強方法を見つけることによって、受動的な「勉強」が、「没頭するほど」楽しいと思える能動的な「学び」に変わったのではないかと個人的には思っています。
いくら「お勉強」をしても、
「自分で行き先を決める生き方」にはたどり着けない。
「お勉強」で身につくのは、
敷かれたレールに乗る習慣だけなのだ。
でも、「学び」を楽しんでいる人は違う。
没頭している人にとっては、正解が見つからないことも、
自ら動かなければ取り組むべき課題が見つからないことも、
没頭する対象がある限り全ては「楽しい」ことなのだ。
だから彼らは好んで
「トライアル・アンド・エラー」を繰り返し、成長していく。
堀江貴文「英語の多動力」より
堀江さんは、著書「英語の多動力」にて、「勉強」と「学び」を区別し、それぞれ以下のように定義されています。
お勉強 | 学び | |
場所 | 学校・企業 | 人生の全て |
態度 | 受動的 | 能動的 |
正解 | あり | なし |
カリキュラム | あり | なし |
イノベーションの可能性 | なし | あり |
楽しさ | なし | あり |
私自身、以前は、苦しい(つまらない)と思っていた勉強でも、学び直しをしてからは、「楽しい・面白い」と思うことができた理由も、ここにあったのだと納得することができました。
自分の経験も踏まえて、(あくまでも私の場合ですが)「勉強」と「学び」には以下のような違いがあったと考えます。
過去の自分は、どちらかといえば、外面(結果や点数など)にばかりこだわった、❶のような「勉強」をしていました。なので、私の場合、結果として試験に合格することはできても、表面的な学習にとどまり、内面の成長もなく、本質的な「学び」とは言えなかったと思っています。
一方で、「学び直し」(主に英検1級)は、❷のような「学び」(自分なりのやり方で、内面から自分を変えていく学習)を追求していくことを大切にしていました。
結果として、「英検1級」の勉強を通して、合格という「結果」だけではなく、内面的な自己形成に結びつく、私にとっては「結果以上に大きなもの」(上記の①〜⑤など)を得ることができたと思っています。
このようなものは、目先の利点を得るための「勉強」(以前の自分が重視していたような、効率を重視し高得点を取るため・合格するための試験対策/テクニックやコツをつかむなど)では、身につかなかったと考えます。
わたしは子どものころに、
「無駄なことをしたくない」と思って生きていました。
試験勉強に限って言えば、
なるべく無駄なことをしないように注意を払っていたと書きました。
しかしながら、そんなかつてのわたしのような功利を第一とする考え方だけでは、
この世にある人間社会はとても維持できなかっただろうし、
そこに住む人間もまた生き残ることはできなかったのです。
そうであるなら、一見「無駄」なように見えるもののなかにこそ、
人間が生き残ってきた秘密があり、
自分の生き方や「あり方」を探っていく鍵があるかもしれません。
(中野信子『「超」勉強力』〜アートは自分の本質を探る手がかり〜より)
私自身、英検1級の勉強(自分なりの学び方)を通して、単なる英語の技術や知識だけではなく、「自分の生き方やあり方」なども探る(より深める)ことができたという点で、自分の人生や内面(頭=あらゆる知力や心)において、とても大きな影響を与えられた(自分にとって、本当に意味や価値のある)「学び」だったと感じています。
さらに、❷のような「学び」は、「英検1級」だからこそ、できたとも個人的には感じています(上述したように、難易度や題材が良かったため)。
なので、「私にとって」、英検1級には特別な意味があり(他の試験で結果を出すことよりも)価値があったと思っています。
【関連記事紹介】
目に見える結果や点数にこだわり過ぎない
試験はゴールではなくあくまでも通過点
結果主義にならない
試験の点数・スコアはあくまでも目安
「実力」は目に見えにくいもの
「自分の山」の頂上を目指す
私にとって、勉強が楽しいと初めて感じたのは、上記の通り、学び直し(主に英検の勉強)を始めてからでした。
英検に関しては、私の場合、結果を急ぐ理由はなく、以下の目的で自由に勉強できたからです。
②遠回りしてでも自分のやり方で楽しみながら学ぶ。
自分で決めた期間内で、ある程度納得できるまで勉強できたら、一つのケジメとして、勉強してきたことの証拠を形(結果)として残したいと考えていました。
「高い山ほどゆっくり登れ」 (長沼毅)
「頂上への楽な道などない。
それなら自分なりにジグザグに登ればいい。」
(ヘレン・ケラー)
勉強の目的は人それぞれ
(英検など)資格試験は、「(早く)結果を出すこと」を目標に勉強される方が多いと思います。
そのために必要なこととして、例えば
②短期集中で勉強する。
などがあると考えます。
このような勉強の仕方は、(最短で)合格する/成績を上げる上で、正しいやり方だと私も思っています。
(特に受験や就職などで結果を急ぐ場合など)
でも、勉強の目的は人それぞれなので、必ずしも(早く)結果を出すことだけが重要だとは思っていません。
「早くたどりつくことがすべてではない
ゴールにたどりつくまでに何を学んだか」
(田口久人)
自分で決める〜他人と競わず自分らしく生きる〜
勉強において大切なのは、周りに流されず(勉強の目的・目標・方法・期間など)「自分で決めること」だと思います。
そして、自分の目標が明確で、自分なりの頂上(一番上)を目指し続けていれば、他人と競う必要もないと、個人的には思っています。
人は、それぞれ別の、一人一人異なった山を登っているからです。
他人と競争をすると、常に自分と他人を比較したり、他人を意識しながら生きなければいけなくなるので、時に、自分らしく(何にも縛られず囚われず自由に)生きることができなくなってしまうことがあります。
私は、自分の人生=大きな山登り(旅)のようなものだと捉え、常に、自分にとって「一番高い山」を目指したいと考えているので、
勉強に限らず、何事においても、(他人を意識せず)「自分の目標や夢(自分の山の頂上)だけ」を見るようにしています。
そうすることで、周りに流されず、自分らしく(心に余裕を持って・自分のペースで・楽しみながら・自由に)勉強を続けることができると感じます。
そして、色々な意見や情報を参考にしつつ、目的に応じて、自分に合った勉強方法や期間などを自分で決めることで、人よりもペースが遅くても焦らず自分の勉強に集中することができます。
スタートや進度や進路も人によって様々であり、機が熟す時期(タイミング)も異なるので、周りに合わせる必要はなく、(結果や点数など)他人と比べる/競う意味もないと考えます。
現在、私が登っているのが「自分の山」である限り、今後も誰とも競うつもりはなく、競っているとしたら、それは他人ではなく、常に「過去の自分自身」だと思っています。
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「自分に集中するために必要なこと7選」
1.自分と他人を比べない(他人を基準にしない)
2.他人と競争しない
3.優先順位を明確にする(やるべきことをリスト化する)
4.雑念をなくす(ネットやSNSから離れてみる)
5.周りに流されない「自分の軸」を持つ
6.能動的に自ら学び没頭する
7.目標を明確にする(できるだけ高い目標を持つ)
まとめ
1、私が英検1級にこだわった6つの理由
1、過去の挫折へのリベンジとして〜過去の自分との比較〜
2、「英語教師の英語力」に対する世間の批判を受けて
3、いじめやパワハラへの「最初の復讐」〜逆境を乗り越える手段として〜
4、強い憧れ
5、自分自身(心)と向き合い変わるため〜夢に繋げる〜
6、「自分の勉強法」を確立するため〜自分で道を作る〜
2、英検1級の5つの価値〜「本当に価値あるもの」とは?
1、扱っている題材が良い
2、専門家が認める魅力と価値
3、有効期限がない〜永続性〜
4、1級を持っている人が少ない〜希少性〜
5、「学び」を通して自己形成力が身に付く
個人的に、英検1級の勉強をして、「最も価値を感じたもの」は、5つ目でした。
3、勉強と学びの違い
以下は、あくまでも「私の場合」の違いです。

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